今大会、躍進を見せている中京大。投打ともにタレント揃いで、2回戦では総合力の高い近畿大相手に5対0で完封勝利を挙げた。
最速152キロの速球、140キロ台のフォークで7回無失点の快投を見せた大矢 琉晟投手(4年=中京大中京)、8回から登板した磯部 祐吉投手(2年=享栄)、右サイドから最速153キロの速球、切れのあるスライダーで圧倒し、9回一死から大型左腕・沢田 涼太投手(4年=享栄)が登板し、見事に抑えた。大矢、沢田は大会前から担当地区のスカウトの注目を浴びる存在だったが、今大会の活躍で一気に注目度を高めた。
この3人とも高校時代は控え投手で、いずれもエースは高卒でプロ入りしている。大矢は畔柳 亨丞投手(日本ハム)、磯部は東松 快征投手(オリックス)、沢田は竹山 日向投手(ヤクルト)がいた。当時の3人はプロ入りした投手と比べると実力差はあった。だが入学後、大矢、磯部は常時150キロオーバーの速球を投げ、畔柳、東松よりも速い投手へ成長。沢田は常時140キロ中盤の速球で勝負する投手へ成長し、プロのスカウトから注目を集めている。
中京大の高い育成力、本人の意識の高さで花開いた速球トリオは、1970年以来、55年ぶりの優勝を目指し、さらなる快投を見せる。
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