<令和7年度近畿学生野球連盟 Ⅰ部春季リーグ戦 第3節2回戦:神戸医療未来大11-3阪南大>◇21日◇大阪シティ信用金庫スタジアム

 神戸医療未来大が連勝で今季2つ目の勝ち点を獲得。爲則 太智投手(市和歌山)から岡田 力樹投手(鳴門渦潮)の1年生リレーで勝利を掴んだ。

最速145キロ右腕の爲則はこれがリーグ戦初先発。「ちょっと緊張もありながらですけど、要所で抑えられました」と力のあるストレートに加え、右打者にはスライダー、左打者にはチェンジアップを有効的に使った。

「5回まで持ってくれたら」という髙橋 広監督の期待を上回り、6回まで2安打2四死球で無失点。「真っすぐでカウントは取れていましたが、変化球が浮いたり、引っかけてしまったので60点」と辛口な自己評価だったが、安定した投球を続けていた。

しかし、3点リードの7回表に一死一、三塁から味方の失策で1点を返されたところで降板。岡田がマウンドに上がった。

 岡田は昨夏の甲子園にエースで4番として出場している選手。二刀流も視野に入れているが、このリーグ戦期間は投手をメインとしているそうだ。

 既に第1節から先発を任されており、前節では初勝利も記録。しかし、この日は大学で初のリリーフ登板となり、「慣れないところもありました」と代わり端に右越え適時三塁打を浴びて、同点にされてしまう。

 それでも続くピンチを凌ぐと、味方が勝ち越してくれた後の8回以降は安定した投球を披露。「点差も開いたので、変な緊張が解けて投げやすかったです」と8、9回はそれぞれ三者凡退に抑えて今季2勝目を挙げた。