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【センバツ明日の見どころ】8強出そろう4試合! 大阪桐蔭-神村学園など好カード目白押し!

2024.03.26


平嶋桂知(大阪桐蔭)、正林輝大(神村学園)

第96回選抜高校野球大会(センバツ)第8日の見どころを紹介する。

中央学院(千葉)-宇治山田商(三重)
初戦で13安打を放った中央学院の打線と、初戦で好投を見せた宇治山田商3人の投手の対決が軸になりそう。中央学院は、3安打の飯山 成夢捕手(3年)を含め、青木 勝吾外野手(3年)、水嶋 悠外野手(3年)らマルチ安打をマークした選手が5人もいる。破壊力抜群の打線が2回戦でも火を噴くか。自慢の走力を生かした攻撃にも期待される。
宇治山田商では加古 真大投手(2年)、田中 燿太投手(3年)、中村 帆高投手(3年)の「3本の矢」の投手陣が中央学院打線を抑えられれば勝機が見えてくる。
中央学院宇治山田商ともに初のベスト8を狙う。

広陵(広島)-青森山田(青森)
大会屈指の右腕、髙尾 響投手(3年)を要する広陵と、初戦で木製バットを使用した対馬 陸翔外野手(3年)と吉川 勇大内野手(3年)の2人がいる青森山田の打線の対決が一番の注目だ。初戦、木製バットで長打を放った吉川と髙尾の対決は一番の見どころになる。青森山田は初戦でリリーフに回った、ノーヒッター櫻田 朔投手(3年)が先発するか。
広陵は2年連続の8強、青森山田はセンバツ初となる8強を目指す。

神村学園(鹿児島)-大阪桐蔭(大阪)
大阪桐蔭が誇る「怪腕」たちと、神村学園が誇る強力攻撃陣の対決が軸となる。大阪桐蔭は初戦で149キロをマークした平嶋 桂知投手(3年)をはじめ150キロをマークする素質を持った投手が多い。初戦に登板しなかった151キロ右腕、森 陽樹投手(2年)の登板はあるか。
神村学園はスタメン中8人が左打者。初戦で本塁打を放った正林 輝大外野手(3年)ら、昨年夏甲子園4強のメンバーがズラリと並ぶ。大阪桐蔭の快速右腕をどう攻略するか。初戦で作新学院(栃木)の右腕、小川 哲平投手(3年)を攻略した打線だけに、その実力が試される。
神村学園は初出場準優勝以来、19年ぶりの8強を、大阪桐蔭は3年連続の8強を目指す。

報徳学園(兵庫)-常総学院(茨城)
基本的には報徳学園の投手陣と常総学院の打線の対決が中心になると思われるが、両チームの4番打者にも注目したい。
報徳学園の4番・斎藤 佑征内野手(3年)は初戦で5打数3安打と打ちまくり、最後は勝利を決めるサヨナラ打で締めている。最初の2打席は凡退だったが、3打席目からは3打席連続安打をマーク。まさに上り調子で2回戦を迎える。
一方、常総学院の4番・武田 勇哉内野手(3年)は、初戦で虎の子の1点を挙げる犠飛をマークした。相手の警戒もあってか4打席中、四球は2つ。1打数無安打だったが、強引な打撃はせずに、冷静にチームの勝利に貢献した姿が印象的だった。
報徳学園・斎藤が勢いに乗って打ちまくるか、常総学院の武田が本領発揮の打撃爆発となるか。両チームの4番が勝敗のカギを握るかもしれない。
報徳学園は3大会連続の8強、常総学院は9年ぶりの8強をかける。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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