正林 輝大選手 (神村学園)

打席での風格は2年生とは思えない、神村学園4番は絶好調・正林 輝大外野手（2年）

＜3回戦：神村学園（鹿児島）ー北海（南北海道）＞

勢いが止まらない2年生がチームをけん引している。

神村学園（鹿児島）の4番・正林

輝大外野手（2年）は甲子園にきて2試合で9打数6安打、打率.677はチームトップ。6安打はチームトップで、4打点もチームトップタイと、4番として十分の働きだ。2年生ながら、2戦連続2ケタ得点の打線の中心を担っている。

甲子園デビューとなった初戦（立命館宇治戦）の第1打席から鮮烈だった。内角寄りの低めを振り抜くと、打球はあっという間に右中間へ飛んだ。フェンスを直撃する、もう少しでホームランという当たりで適時二塁打をマーク。この夏、チーム初得点をもたらした。

初戦は5打数4安打3打点。本塁打がでればサイクル達成だった。2回戦も4打数2安打1打点と打ちまくっている。今年春から4番に座る正林。打席でのたたずまいは2年生とは思えない落ち着きも感じ、まるで獲物を狙うような鋭い目で球をとらえている。

3回戦の相手は北海。140キロを超える剛速球が武器の右腕もいるが、正林の鋭いスイングにかかれば攻略は可能で、またもヒット量産の気配がする。