<春季千葉県高等学校野球大会:専大松戸6-3習志野>◇4日◇決勝◇千葉総合スポーツセンター野球場
専大松戸が粘る習志野を下して春の頂点に立った。中盤にあげた6点のリードを守り切り、3連覇を達成した。
公式戦初マウンドで背番号「20」が躍動した。3連覇のかかる試合で先発を託されたのが、この日が投手デビューとなった伊藤 怜投手(3年)だった。試合前の練習で先発が告げられると、「準備は出来ていました」と気合いを入れてマウンドへ。2回に2者連続三振を奪って、早速持ち味を発揮すると、3回には二死一、三塁とピンチを凌ぐなど、安定感のある投球で7回途中まで無失点に抑えた。
伊藤は、「早い真っすぐの後に、キレのある変化球で空振りを取っていくのが持ち味」と、自慢の真っすぐと変化球を軸に目いっぱい腕を振った。自慢の真っすぐは自己最速を更新する143キロを計測し、得意のスライダー、カットボールを駆使して習志野打線に得点を許さなかった。
この日はバットでも勝利に貢献。5回に自らを援護する適時二塁打で先制点を挙げ、6回にも2打席連続の安打を記録するなど、投打で優勝に導く活躍を見せていた。
チームは準決勝で好リリーフを見せた黒田 隼投手(3年)、背番号1を付ける田中 昇之介投手(3年)ら、好投手を複数枚揃える。「真っすぐの後に変化球で抑えていく自分のスタイルを出していきたい」と豊富な投手層の中で存在感を示し、関東大会でさらなる飛躍を誓っている。
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