2025年の春季高校野球兵庫県大会は3回戦までが終了。すでに今年の夏の第1、第2シード、計32校が決定した。2回戦を突破したベスト16チームが第1シード、2回戦で敗れた16チームが第2シードとなる。

 第1シードは以下の16校。

神戸学院大付

明石商

滝川二

育英

滝川

姫路工

三田学園

報徳学園

東洋大姫路

篠山産

明石清水

姫路西

六甲アイランド

網干

川西北陵

神戸国際大付

 今年は第1シードにフレッシュな顔がいる。初めて地区予選を突破した網干が1回戦で洲本を破ると、2回戦でも姫路東に勝利。ともに1対0の厳しいスコアを勝ち抜いた勝負強さと投手力は評価されていい。

 1979年の学校創立以来、初めて県大会に出場した県立高校が、初のベスト16を勝ち取った。2027年に閉校予定で、2学年揃って戦う最後の代。この春はもちろん、夏に向けてもこの勝利は大きな意味を持つだろう。

 川西北陵も同じ公立で、初のベスト16入りを果たした。第1シードとなったこのフレッシュなチームの今後の戦いにも注目される。

 昨年秋の覇者・東洋大姫路に、報徳学園神戸国際大付明石商といった常連組もしっかり名を連ねた。それ以外にも滝川には、プロ注目のドラフト候補右腕・新井 瑛太投手(3年)もいる。高校日本代表に選ばれた投打の二刀流だけに、夏は大いに盛り上がりそうだ。

 第2シードは以下の通り。

県伊丹

神港学園

武庫荘総合

西宮東

東播磨

彩星工科

市尼崎

三木

福崎

尼崎工

西脇工

関西学院

姫路東

琴丘

豊岡総合

 2023年には春夏連続で甲子園出場を果たしたが控え、昨年秋8強に進んだ市尼崎西宮東と役者はいる。ノーシードではないが、この第2シードが、どの第1シードブロックに入るかで、大会の様相も大きく変わりそうだ。

 ※春季大会のトーナメント表はこちらから