習志野が盤石の試合運びで東海大市原望洋相手に6回コールド勝ちで準々決勝進出を決めた。

 1回裏、内野ゴロの間に1点を先制し、4回裏には7番中村 碧里内野手(3年)の適時打で1点を追加し、5回裏には打者12人、5安打で、一挙6点を入れて、8対0とリードを広げた。

 エースの向井 脩人投手(3年)は最速140キロ、125キロ前後の鋭いスライダーを武器に6回を投げて7奪三振、無失点の快投。初回にピンチを切り抜けたのが大きかった。

「秋は立ち上がりに打たれて負けているので、このピンチを絶対に凌ごうと思った。抑えられたことで調子を上げることができました」

 そして向井は6回裏、コールドを決めるレフトへ2点二塁打を放ち、10対0でコールド勝ちを決めた。

 1年生から活躍する主将・岡田 諒介内野手(3年)は初回にライトオーバーの安打を放ち、3安打の活躍。岡田は「第1打席の長打でだいぶ打席に余裕が持てて打つことができました」と手応えを感じていた。

 昨秋は拓大紅陵にコールド負けを喫したが、攻守にスキのない試合運びを見せる習志野が戻ってきている。