今年も野手の人材が多く揃う!プロ注目野手を擁する浦和学院、昌平、山村学園に注目
昨年、埼玉からは花咲徳栄のスラッガー・石塚 裕惺内野手が巨人から1位指名を受けたが、今年も投手よりも野手が目立つ1年になりそうだ。
浦和学院には強打者、巧打者が多く揃う。プロ志望を掲げているのは大型スラッガー・藤井健翔内野手だ。3月末の時点で高校通算24本塁打を記録し、180センチ100キロと恵まれた体格から放つ打球の飛距離、打球速度は世代トップクラス。課題だった三塁守備も上達が見えており、練習試合ではスカウトの姿も見られた。コンタクト力が非常に高い巧打者・西田 瞬内野手(3年)も毎試合、安打を記録しており、好投手相手にもしっかりと結果を残せるのが強み。二塁守備も及第点で、しっかりとアピールしていきたい。
強肩巧打の落合 隼飛捕手(3年)は上位打線に座り、鋭い打球を飛ばす。また、安定した二塁送球を見せ、浦和学院の守備をまとめている。遊撃・石田 陽平内野手(3年)の基本忠実だが、スピーディで捕球技術が高い守備は必見だ。
昌平は1年春から試合に出場した櫻井 ユウヤ内野手は高校通算40本塁打を記録した大型スラッガーとして注目を浴びている。キレの良いスイング、強肩が光る三塁守備は光るものがあり、プロ志望を表明している櫻井は別格のパフォーマンスを示すことができるか。
センバツベスト4の浦和実は同大会で18打数9安打の大活躍を見せた左の好打者・三島 陽之介内野手(3年)、1番センターとして走攻守で高いパフォーマンスを発揮する好打者・斎藤 颯樹外野手(3年)に注目。また、守備の要・野本 大智捕手(3年)はキャッチング技術、スローイング技術が高い好捕手だ。
昨秋の関東大会出場の西武台には、2年生ながら4番を打つ左のスラッガー・田代 寛人内野手がいる。172センチ105キロと恵まれた体格から放たれる強烈な打球が魅力だ。
山村学園の大型遊撃手・横田 蒼和内野手(3年)はシャープなレベルスイングから右中間、左中間を破る打球を連発する。投手としても140キロ近い速球を投げ込む。今年は二刀流としてどれだけアピールできるか。
伝統校・熊谷商は投手が育つチームだが、今年は野手も育ってきた。左の大砲・竹内 一真内野手(3年)は春の代表決定戦で、長打2本含む3安打の活躍を見せている。
花咲徳栄は期待の田島 蓮夢内野手が離脱しているが、名将・岩井隆監督の次男・岩井 虹太郎内野手(2年)はスピーディな動きを見せるショートストップとして期待が高い。強肩捕手・佐伯 真聡(2年)は来年の埼玉県を代表する捕手になる可能性を秘めている。
初戦で浦和実と対戦する聖望学園の4番打者・豊泉 真哉内野手(3年)は昨年の埼玉県の西部選抜に選出された左の巧打者だ。
■埼玉の注目選手リスト
【投手】
窪田 竣介(昌平=3年)
岡部 修弥(浦和学院=3年)
吉井 蓮太郎(浦和学院=3年)
皆川 輝生(上尾=3年)
永野 俊(狭山ケ丘=3年)
笛木 昊士郎(川越工=3年)
阪 樹(県浦和=3年)
【捕手】
佐伯 真聡(花咲徳栄=2年)
【内野手】
西田 瞬(浦和学院=3年)
竹内 一真(熊谷商=3年)
岩井 虹太郎(花咲徳栄=2年)
豊泉 真哉(聖望学園=3年)
【外野手】
斎藤 颯樹(浦和実=3年)
田島 蓮夢(花咲徳栄=3年)