<第77回春季関東地区高等学校野球大会:山梨学院6-2東海大相模>◇21日◇準々決勝◇ノーブルホームスタジアム水戸

 選抜出場の山梨学院が強力打線・東海大相模打線をしのいで、3年ぶりの関東大会ベスト4を決めた。

 2回表、無死一塁から7番萬場 翔太内野手(3年)の二塁打でチャンスを作り、内野ゴロで1点先制。2回、3回と東海大相模は1点ずつ点を入れて、3回終わって2対1とリードしていたが、4回表、山梨学院は檜垣 瑠輝斗投手(2年)の三塁強襲安打で同点、二死一、三塁から2番石井 陽昇外野手(3年)が右中間を破る適時二塁打を放ち、4対2とした。

 さらに7回表、6番梅村 団内野手(3年)、7番萬場の連続適時打で6対2とした。この試合では14本の安打を放ち、強力打線は健在だ。

 投げては春の県大会から急浮上した檜垣が8安打を打たれながらも、要所を締める投球。

 東海大相模の各打者が放つ球足が速い打球に対しても無難に処理する山梨学院の高い守備力も光った。

 落ち着いた試合運びでベスト4入りを決めた山梨学院は準決勝で選抜ベスト4の健大高崎と対戦する。