履正社 (大阪)編「大阪桐蔭に並ぶ強豪校となった履正社のつながり」
左から 高校時代の吉田 有輝選手、山田 哲人 選手
今シーズン、トリプルスリーが確定的となった山田 哲人選手(東京ヤクルトスワローズ)の出身校として、注目を集める履正社。その他にも、T-岡田選手(オリックス・バファローズ)など、 NPBで活躍を続ける選手を輩出している。今回は、大阪の強豪履正社のつながりを紹介していく。
2000年代から急激に躍進を遂げた履正社
1922年、大阪府福島商業学校として学校が創立され、現校名になったのは1983年から。それから14年後の1997年に甲子園初出場を決める。それ以降は、1987年から同校の監督を務める岡田 龍生監督の徹底指導の下で、2006年には選抜初出場を果たし、2011年には選抜ベスト4。昨年の選抜では、惜しくも優勝とはならなかったが、準優勝に輝き、近年はPL学園、大阪桐蔭とともに大阪の代表的な高校として名を連ねている。
岡田監督は次のステージを見据えて、普段の練習から木製バットを使用している。そして論理的な打撃指導から、強打者の輩出が目立っている。OBでは甲子園出場こそ叶わなかったものの、高校通算55本塁打でオリックス・バファローズに入団し、2010年に本塁打王を獲得したT-岡田選手や、今季トリプルスリー達成が確実視される山田 哲人選手(東京ヤクルトスワローズ)など、球界を代表する強打者を輩出。
昨年の18Uアジア選手権日本代表にも選ばれた吉田 有輝選手(明治大)も、打撃面において非凡な才能を持つなど、打者育成に定評がある。また選手の自主性を促し、社会人野球のチームと思われることを目指しているという。
この夏は、初戦から大阪桐蔭と対戦し、惜しくも敗れてしまったが、秋季大会は順調に駒を進めている履正社。今後も球界を賑わす選手が輩出されることに期待がかかる。
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近年の卒業生を紹介!
山田 哲人選手の大ブレイクや近年の躍進によりだんだん注目度が高まっている履正社。それにより選手の水準は高まり、強豪大学・社会人で続ける選手も多くなっている。自主性を促す履正社の指導が次のステージでも発揮されており、これからプロ、大学、社会人で活躍する可能性を持った人材を輩出するチームとして注目を浴び続けるだろう。
■2000年卒
・岸田 護(東北福祉大-NTT西日本-オリックス・バファローズ)
■2006年卒
・岡田 貴弘<T-岡田>(オリックス・バファローズ)
■2011年卒
・山田 哲人(東京ヤクルトスワローズ)
・平良 寛太(立正大-バイタルネット)
■2012年卒
・坂本 誠志郎(明治大)
・海部 大斗(明治大)
・石井 元(明治大)
・飯塚 孝史(大阪ガス)
■2013年卒
・熊本 颯(東海大)
・原田 涼平(龍谷大)
・乾 駿斗(大阪体育大)
・小保根 誠(日本大)
■2014年卒
・宮本 丈(奈良学園大)
・宮崎 新(明治大)
・沖田 勝俊(専修大)
・東野 龍二(駒澤大)
・阪本 大樹(関西大)
■2015年卒
・中山 翔太(法政大)
・辻 心薫(同志社大)
・吉田 有輝(明治大)※18U日本代表
・八田 夏(日本大)
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