Column

練習真っ盛りのこの時期に、球児が実践するケガ防止の秘策とは?【出動!球児に聞き隊!】

2018.05.09

 毎週水曜日配信の球児に聞き隊!今回はケガ防止の秘訣は?がテーマ!
 1年生の皆さんは高校野球に慣れてきたでしょうか?中学から高校に代わって、最初は戸惑いもあったのではないでしょうか。環境の変化に身体がついていけず、もしかしたらケガをしてしまった選手もいたかもしれません。

 今回の球児に聞き隊は、そんなケガ防止の秘訣について調査しました。先輩球児たちがケガをしないために心掛けていることは何なのでしょうか。また、ケガをしたくない部位はどこが多いのか調査しました。

ケガしたくない部位ランキング!栄えある1位は?


ケガしたくない部位とは?

第1位 肩・肘
 堂々の1位はやはり肩と肘がランクインしました。野球はボールを投げられなくては始まらないスポーツなので、ケガを防ぎたいという声が理由として多く寄せられました。
 ただ投げるだけではなく、バッティングの際にも支障があるので、肩や肘はケガしたくないという打撃の視点からケガを避けたいという意見も見られました。
 多くのプロ野球選手も肩や肘をケガしてしまい、シーズンを治療に費やしてしまった、もしくは引退にまで繋がってしまったというケースも少なくないです。野球をやる以上、この部位のケガは絶対にしたくないところです。

第2位 腰
 2位にランクインしたのは、でした。投げる時でも打つでも使うので、ケガを避けたいという考えを聞くことができました。
 ならではの、ケガをしたくない理由もありました。それは、野球以前に普段の日常にも影響するので、ケガをしないように気を付けているという回答でした。
 球児の言う通り、のケガは野球に止まらず、日常生活にも支障をきたす大事な部位なのです。だからこそ肩や肘に負けずにケガを避けたいところです。

第3位 足首
 3位には何と足首がランクインしました。足首は、現在メジャーで大活躍し、Sho Timeで席巻しているエンゼルスの大谷翔平選手も、ケガした部位です。
 球児に話を聞くと、足首を捻ってしまうと自分の力を100%発揮できないという理由が挙がってきました。
 全身の力をボールに伝えるには、下半身をしっかり使う必要があります。上半身のケガだけに注意をするのではなく、足元も注意を払うことを忘れてはならないです。

個人的に取り組むケガ予防策とは?


球児が実践するケガ予防策とは

・お風呂上りにマッサージやストレッチを毎日徹底してやるようにして、ケガを未然に防ぐようにしています

・練習前のアップを丁寧にやって、ケガを予防しています!

・練習終わりにすぐにダウンをして、身体のメンテナンスを徹底しています!

 個人的にやっているケガ防止の極意を聞くと、多くはマッサージとストレッチが多かったです。身体が柔らかければケガを防げるだけでなく、プレーの質も向上します。しかし、柔らかくなるまでが大変で、柔軟が段々面倒になってきて、結局3日坊主になりがち。

 そこでどれだけモチベーションを高くして柔軟を続けられるかで、自身のプレーの幅が広がるだけでなく、ケガしにくい身体を作れるかが決まります。自分のためと思って、柔軟やストレッチを継続して続けていきたいです。

 またこの質問の中で、足裏のマッサージのために足つぼを使ってケガを防止しているという驚きの秘訣を持っている球児もなかにはいました。

 これから夏に向けて大事な時期に突入していきます。そんなタイミングでケガをしてしまうのは本当に勿体ことです。ケガをしても大丈夫な部位は一つもなく、健康な状態で夏を迎えてもらいたいです。
そのためにもケガの予防は毎日しておきたいところです。高校野球ドットコムでは、セルフコンディショニングでケガ防止に関する記事を絶賛配信中なので、そちらの記事も一緒に読んで、夏に備えてみてはいかがでしょうか?

 今回はケガをしたくない部位とその予防策を中心に調査しました。
 今後も、各地の球児を直撃し、考えの傾向やトレンドを紹介していきたいと思います!乞うご期待!

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?