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初甲子園で鮮烈デビューを飾った岡本和真

2021.02.26

初甲子園で鮮烈デビューを飾った岡本和真 | 高校野球ドットコム
岡本 和真(智辯学園出身)

 23日にセンバツ大会の抽選会が行われ対戦カードが決定した。最も注目を集めたのは智辯学園大阪桐蔭のカードだろう。近畿大会の決勝カードがこの春の初戦となりハイレベルな試合展開が予想される。近畿王者として出場する智辯学園は多くのスラッガーを輩出している。その中でプロの舞台で最も活躍しているのは巨人軍の4番を務める岡本 和真だろう。

 高校時代は1年秋から打線の主軸を担い、3年春に甲子園初出場を果たす。2年秋に残した打率.632、本塁打4本は出場選手トップの成績。大会屈指のスラッガーとして注目を集めた。初戦の三重戦では第一打席からその実力を発揮する。三重の先発左腕・今井 重太朗がフルカウントから投じた高めに浮いた変化球をバックスクリーンに運び先制のソロ本塁打を放った。第二打席は中前に運び、第三打席は左翼にこの日2本目の本塁打を放ち4打数3安打、2本塁打、2打点と鮮烈な甲子園デビューを果たした。

 そして夏の甲子園にも2季連続で出場を果たし、甲子園後にはU-18日本代表の4番を務めアジア選手権準優勝を果たした。高校通算73本塁打を積み上げ巨人にドラフト1位で入団すると、プロ4年目の2018年シーズンには史上最年少で「3割30本100打点」を達成した。現在3年連続30本塁打を達成中で、今季も巨人の若き主砲としてチームを牽引する。

 今年、岡本と同じく「智辯学園の3番」を務めるのは前川 右京だ。1年夏から甲子園を経験し4番を務めた。今回の甲子園はこの世代では最多となる3回目。ライバル大阪桐蔭を相手にどんな打撃を見せるか、注目だ。

(記事:藤木 拓弥

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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