第1029回 真の近畿BIG4は?西日本注目投手リスト19名2021年01月31日

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【目次】
[1]「真の近畿BIG4」に名を連ねたのは...
[2]各地区の優勝投手だけでなく21世紀枠にも好投手が!


 今年の第93回選抜高等学校野球大会の出場32校が決まった。今回は西日本地区の投手たちを紹介したい。

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「真の近畿BIG4」に名を連ねたのは...



関戸康介、小園健太、松浦慶斗、達孝太

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 今年の近畿地区は大会を代表する投手が出揃う。

小園 健太市立和歌山
達 孝太天理
松浦 慶斗大阪桐蔭
関戸 康介大阪桐蔭

 このの4人については「真の近畿BIG4」と名付けたい。
小園は昨秋の近畿大会で智辯和歌山を完封した世代屈指の好投手。145キロ前後だが、カットボール、シュート気味に落ちるものとスプリット気味に落ちる2種類のツーシームを自在に投げ分けるピッチトンネル理論を駆使する。これまで世代トップの投手といえば、豪速球で圧倒する投手が多かった。小園は現代のプロ投手のような高速変化球をしっかりと使い分け、一味違う投球を展開する小園は、高度な変化球に見慣れているプロ野球ファンも驚かせるかもしれない。

 そして達は今年のセンバツ出場の好投手の中では最もスケールがある大型右腕。秋の内容までで評価するのならば、全国でもBIG4、もしくはBIG5に入る投手だと思う。

 技術を好むならば小園や畔柳 亨丞中京大中京)。ロマンを追うならば達だろう。ただ、達も好きな投手について聞くと、メジャーリーガーの名前が上がるように、最速146キロの速球に加え、2種類のフォーク、カットボール、カーブを器用に投げ分ける。今でこそメディアで「○○のダルビッシュ」と呼ばれるケースは激戦したが、2010年前後に達がいれば「天理のダルビッシュ」と騒がれる存在だろう。

 ゲームメイク能力の高い達はしっかりと心身ともに状態を高め、昨秋より成長した姿を見せれば、ドラフト上位候補に上がりそうだ。

 松浦と関戸の2人は夏はすごくて、秋は精彩を欠いた印象だ。もちろん近畿決勝まで勝ち進み、内容面は悪くはない。けれども、2人のピッチングはこんなものではないと思っていた。
 最速150キロ左腕・松浦は近畿決勝まで進んだが、ボールに威力はあったものの、夏のように履正社東海大相模を抑え込んだ圧倒的な威力はあったかといえば、なかったといえる。それでも投球にまとまりは出ていて、しっかりと打たせて取る投球が印象的だった。

 関戸は夏での投球は素晴らしく、一部のスカウトでは150キロ超えしたストレートはあったようだ。しかし、秋では140キロ前半。いわゆる上から叩ける縦回転で投げられる投球フォームなものの、リリースポイントを崩し、本来の勢いはなかった。目玉投手に値するポテンシャルはあるものの、まずはしっかりとした状態を取り戻すことが先決ではないだろうか。

【次のページ】 各地区の優勝投手だけでなく21世紀枠にも好投手が!

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  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
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  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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