星稜・佐宗が141球2失点完投、八戸学院光星・洗平との「左腕対決」を制して8強一番乗り
佐宗翼(星稜)※写真は過去の取材より
<第96回選抜高校野球大会:星稜3-2八戸学院光星>◇25日◇2回戦◇甲子園
星稜(石川)が、エース佐宗 翼投手(3年)の力投で接戦をものにし、2022年以来、2年ぶりの8強に駒を進めた。
佐宗は先発9回141球を投げ、7安打2失点完投。再三のピンチも粘りの投球で相手打線を抑え込んだ。プロ注目の八戸学院光星(青森)の洗平 比呂投手(3年)との投げ合いにも勝利した。佐宗は「前回は力んでいたので、その修正を行った。優勝どうこうではなく、一戦一戦を大事に戦っていきたい」と8強入りにも、気を引き締め直していた。
星稜は初回に、芦硲 晃太外野手(3年)と能美 誠也捕手(2年)の適時打で2点を先制。3回に同点に追いつかれたが、6回に中島 幹大外野手(3年)の左前適時打で1点を勝ち越し、8強一番乗りを果たした。
八戸学院光星の洗平は、先発8回108球を投げ、7安打3失点と好投したが、わずか1点差に泣いた。試合後、「初回がすべて。初回の入りが悪く、先頭打者に四球を出して失点につながったのが響いた。夏へ向けて球速面は気にしないですが、自信を持って抑えられるストレートにしていきたいです」と夏に向けてリベンジを誓っていた。
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