<令和7年度春季京都府高等学校野球大会 2次戦1回戦:龍谷大平安1-0京都国際>◇3日◇太陽が丘球場
春夏通算甲子園104勝の名門・龍谷大平安が昨夏の甲子園優勝校・京都国際に勝利。8強入りを果たして夏のシード権を獲得した。
先発を任された最速145キロ右腕の臼井 夏稀投手(3年)が3安打6四死球12奪三振で完封。「今日は臼井がよく投げてくれた。それに尽きるかなと思います」と川口 知哉監督も称賛する投球だった。
「前日からやってやろうという気持ちしかなかったです」という臼井。「自分の中ではあまり手応えがなかった」と本調子ではなかったが、自身のあるスライダーやスプリットが要所で冴え、京都国際打線を沈黙させる。
「相手を見ながら、何を張ってきているのかをベンチの中から毎回確認して、(捕手の)上田(愛輝・3年)には話していました。配球面であまり絞られなかったのかなという感じがしたので、上手いこと配球できたなと思いますね」と話した川口監督。ベンチとバッテリーの共同作業で巧打者揃いの京都国際打線を封じ込めた。
臼井の頑張りに応えたい打線だが、京都国際のエース・西村 一毅投手(3年)を打ち崩せない。得意球のチェンジアップに手を焼き、12三振を喫した。
それでも8回裏、先頭の3番・岩谷 陽斗外野手(3年)が右中間への三塁打で出塁。その後、死球と申告故意四球で無死満塁のチャンスを作る。ここで6番・上田への2球目が暴投となり、龍谷大平安が先制。追加点を奪うことはできなかったが、臼井がこの1点を最後まで守り切った。
龍谷大平安が京都国際に勝利したのは2020年秋以来となる。2022年から母校の指導にあたっている川口監督は「僕がコーチとして来てからずっと負けていたので、このままでは終われないというのはありますし、どこかで1回勝ちたいというのがずっとあったので、1回目で勝てて良かったです」と勝利を喜んだ。
川口監督は平安(現・龍谷大平安)のエースとして1997年夏の甲子園で準優勝。その後はドラフト1位でオリックスに進んだ。2004年に現役引退後は女子プロ野球の指導者として活躍。3年前から母校に戻り、この春から指揮を執っている。
新監督の下、新たなスタートを切った龍谷大平安。近年は京都国際の後塵を拝すことが多かったが、名門の意地を見せた。
敗れた京都国際は西村が4安打6四死球12奪三振で1失点と力投するも打線が援護できなかった。
「冬場で力は付いてきたんですけど、考える力、工夫する力がまだまだ足りない。そこそこはやっているんですよね。『そこまでやるか』という心境にはまだ達していないので、この敗戦をどう夏に活かしてくれるか楽しみにしています」と話した小牧監督。秋、春と16強止まりに終わっているが、夏こそは勝ち進むことができるだろうか。
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