<春季高校野球神奈川県大会:日大7-3横浜商大>◇19日◇4回戦◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

 日大が昨秋の県大会でも勝利している横浜商大を7対3で勝利し、準々決勝進出を決めた。

 日大は3回裏、エースで4番川村 隼吾投手(3年)の適時二塁打をきっかけに3点を先制した。

 その後、追いつかれたが、日大は3回裏に適時打を打った7番濱地 信之介内野手(3年)がしぶとく中前安打を放ち、勝ち越しに成功。濱地は2打席連続適時打となった。

 7回にも集中打で3点を追加し、8回裏には川村が変化球を捉えて、ライトへ適時三塁打。この日は4打数4安打1四球の大当たり。シャープなレベルスイングが光った。

 投げても常時120キロ後半・最速132キロの速球、110キロ前半のスライダー、フォーク、90キロのカーブを投げ分け、被安打5、3失点完投勝利を挙げた。打撃力も高く、投手としてもテクニックが長けた技巧派左腕として注目を浴びる存在になるのではないか。

 川村は「打撃は調子が上がっていて、コースによって打ち分ける打撃ができました。本当はどちらも得意といいたいところですが、現在は打撃の調子が良い感じです」と笑顔を見せた。

 5四死球を与えたことを反省点に挙げ、「走者をためてリズムが良くなかったので、しっかりとコントロールを修正していきたい」と次戦へ向けての課題を語った。