<2025年全国高校野球選手権東東京都大会:二松学舎大付13-0両国>◇5日◇1回戦◇明治神宮球場
今夏初戦をコールド勝ちで決めた二松学舎大付。スタメンには1年生2人が名を連ねた中、「2番・ショート」で公式戦初出場を果たした納嵜 塁斗内野手(1年)が、3打数2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。
「監督さんの熱い指導や大会での強い気持ち、攻める姿勢に惹かれて入学しました」という納嵜は、今春センバツ出場のチームで早くも背番号6を背負う。「ネガティブになっていたらいい結果は出ない。必死になって自信を持ってプレーしたい」とガムシャラなプレーで新たな風を吹かせている。期待のフレッシュマンに市原 勝人監督も「納嵜はずっとレギュラーで出ているので、何の心配もしていない」と信頼は厚く、中心選手として期待されている。
試合では初回からアピールの機会が訪れた。守備ではショートへゴロが飛ぶと、難なくさばいてアウトに仕留めた。白井中央ボーイズ時代はセカンドでプレーしていたが、主将の入山 唯斗内野手(3年)がセカンドにコンバートした影響でショートを守る。指揮官も「入山は運動量の多い選手なので、ショートよりセカンドの方が良い」と試行錯誤する中でも、安定したプレーを披露している。
打撃でも1打席目には50m走6.0の脚力を活かし、バントヒットで出塁。2打席目には「自分のやるべきことをしっかりできた」と逆方向へ巧みなバットコントロールではじき返し、2点適時打を放った。
「最初は少し緊張もあったが、やるべきことをやろうと思っていた。試合に入っていくうちに、周りが見えるようになってきた」
高校3年間の目標は「春夏の甲子園連覇」だ。公式戦デビューで存在感を示し、新たな一歩を踏み出した納嵜は「試合に出たら学年は関係ない。チームに貢献できる選手になりたい」と闘志を燃やしている。
読込中…
まだメッセージがありません。
>> 続きを表示