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木製バットで臨んだ選抜は12打数5安打!青森山田の大型遊撃手・吉川勇大は高卒プロを志望!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.04.11


吉川勇大(青森山田)

木製バットで今年のセンバツに臨んだ大型遊撃手・吉川 勇大内野手(青森山田)。3試合で12打数5安打。京都国際の好左腕・中崎 琉生投手(3年)から2安打、中央学院の大型右腕・蔵並 龍之介投手(3年)から2安打、遊撃手の颯佐 心汰投手(3年)から二塁打を放っている。

木製バットを使用したのは昨秋から。構えを見ると、グリップの位置が低く、バットを少し寝かせた状態で構えている。本人に聞くと、「最短距離でバットを出したい」とのこと。ヒットの打席を振り返ると、ヘッドが遠回りすることなく、打球を捉えることができている。打球も非常に速い。木製バットを使って、これだけ打てているのは、大きなアドバンテージになる。
高校日本代表の一次候補合宿では、本人はあまりミートできていなかったというが、しっかり長打性の打球を飛ばしていた。
センバツや代表候補合宿の打席を見ると、直球や高めに浮いてきた変化球に対しては的確に捉えることができている。コースに決まった変化球に対して、ファウルでカットしたり、うまく見極めることができるようになると、もっと評価は高くなるだろう。

守備を見ると、足を使ってボールを処理し、深い位置から鋭い送球を見せている。肩の強さは目を見張るものがあった。甲子園では高卒プロへの思いを語った吉川。高校日本代表の候補合宿では「これからの野球人生にとって響いてくる、良い機会だと思っています。レベルの高い選手のプレーを見て、さらにレベルアップしたい思いになった。同じショートの石塚 裕惺選手(花咲徳栄)のプレーは凄かったです」と語った。

高校日本代表候補合宿で守備練習を行う吉川勇大(青森山田)

ポテンシャルの高さは十分。レベルの高い投手から安打を重ね、守備でも安定した守備を続けていけば、ドラフト指名圏内に入る選手だろう。

<吉川 勇大 (よしかわ・ゆうだい>
181センチ85キロ
右投げ右打ち
青森山田シニア出身

3年春の選抜では12打数5安打の活躍
2024年度の高校日本代表の一次候補に選出

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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