大野雄大(京都外大西出身)が88年世代3人目の沢村賞!色々記録尽くしの1年に!
大野雄大(中日)
11月23日、沢村賞が発表され、中日の大野雄大(京都外大西出身)が沢村賞を受賞した。
今季は11勝6敗、最多投球回となる148.2回、10完投、6完封、148奪三振はいずれもリーグ最多。さらに防御率1.82で2年連続最優秀防御率を獲得。文句なしの受賞となった。
色々記録尽くしで、球団では2004年の川上憲伸(徳島商出身)以来、16年ぶりの快挙。そして日本人左腕として2005年の杉内俊哉(鹿児島実出身)。球団左腕は1994年の山本昌(日大藤沢出身)以来。 歴代2年連続最多投球回+最優秀防御率同時達成は1958年の稲尾和久(別府緑ヶ丘出身)以来。
そして88年世代では田中将大(駒大苫小牧出身)、前田健太(PL学園出身)に続き、3人目の快挙となった。
大野は田中、前田と違って甲子園のスターではなく、全国的に見れば、突出した左腕ではなかった。そういう投手が高校卒業後、14年でここまでの投手になるのだから選手の成長はどこで起こるか分からない。この1年で、大野は88年世代の象徴的な選手となったと言っても過言ではない。
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