今年の近本枠を狙うJFE西日本・三好大倫(三本松)の強み
2018年、河野竜生(鳴門出身)がエースとなって日本選手権準優勝を果たしたJFE西日本。その河野投手が北海道日本ハムからドラフト1位指名を受けたが、今年もプロを狙える選手がいる。
それが高卒5年目の三好大倫選手(三本松出身)だ。三好は、パンチ力溢れた俊足巧打の外野手として注目を浴びている。
そんな三好投手の三本松高校時代を振り返ると、投手だった。
しかも最速144キロ左腕として、2年秋はベスト8、3年春は3位、3年夏はベスト16だった。
そしてJFE西日本からは投手として入社も、高校通算26本塁打の強打も見込まれ、入社2年間は二刀流をこなし、3年目以降から徐々に野手メイン。そして4年目の昨年からレギュラーとして活躍。都市対抗、日本選手権にも出場した。
持ち味は50メートル5秒8を誇る俊足、パンチ力ある強打、かつて投手として140キロ中盤の速球を投げ込んでいた超強肩だ。今年の課題について三好は、
「自分の課題、チームの課題があって、2つの課題を乗り越えるつもりで、キャンプを行ってきました。
クリアして、また課題ができてまたクリアして。その先に結果が出ればと思っています」
取材した愛媛マンダリンパイレーツとのオープン戦では左中間へ二塁打。この二塁打について三好は手応えを感じていた。また、俊足の左投げ左打ちの外野手といえば、2018年阪神1位で入団し、昨年159安打の近本光司選手(社出身)がいる。三好自身、近本を意識しているところがあり、打撃フォームで体重の乗せ方、盗塁のスタートを参考にしているようだ。
そして今年の意気込みについて三好は「チームとして、日本一。都市対抗優勝を目指したい。個人的な目標は日本一となって、さらに上のレベルにいけるように頑張りたいです」
日本選手権が中止となったが、9月初旬から始まる都市対抗一次予選へ向けて標準をあわせ、走攻守三拍子揃った大型外野手として成長することを期待したい。
また詳しいインタビューの模様、プレー動画は高校野球ドットコムの「ドットコムチャンネル」で掲載されている。
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