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第169回 野球選手として心がけたい学校生活とコンディショニング2017年05月15日

 こんにちは、アスレティックトレーナーの西村 典子です。

 5月に入り、暖かい日が多くなりました。公式戦を戦っているチームはもちろんですが、春の大会が終わったチームも練習試合など実践的な練習を多く積んでいることと思います。また新入生は学校生活にも慣れた頃でしょうか。今回は日常生活、特に学校生活において野球選手として心がけたいコンディショニングについて、時系列に沿ってお話をしたいと思います。時間は目安ですので皆さんの時間に置き換えて考えてみてください。

【目次】
[1]起床〜午前の授業時間
[2]お昼休み〜帰宅

起床〜午前の授業時間

授業を受ける姿勢が崩れると野球のプレーにも影響を及ぼす

【起床〜学校へ(6:00〜8:30)】
 睡眠時間を確保することは体調管理の上で欠かせないものです。またさらにレベルアップをはかるためには睡眠の質にもこだわっていきたいですよね。熟睡すると意外と目覚めはスッキリするものですが、朝起きたときはまず部屋のカーテンを開けて、外の光を取り入れるようにしましょう。光を感じることで身体が朝を認識し、体内時計のズレを調整します。このときに軽く背伸びをしたり、ベッドの上などでゆっくりストレッチをしてかたまった身体をほぐすようにするといいですね。眠いからといって二度寝をして、朝食を食べ損ねた…ということのないようにしましょう。

 朝食をとり(ご飯やパンなどの炭水化物、肉類、魚類、卵などのタンパク質、ビタミン・ミネラルを含む野菜や果物、乳製品などバランスよく!)、出かける準備をしたら学校へ。移動手段は電車、自転車、徒歩などさまざまですが時間に余裕を持って出かけましょう。朝練がある場合は練習後の補食なども準備しておき、汗で濡れたウエアを着替えて身体を冷やさないようにします。

【午前の授業時間(8:30〜12:30)】
 授業時間はしっかりと集中できるように姿勢良く授業を受けましょう。足を組んだ状態でいると左右のバランスが崩れ、腰痛や膝痛の原因となったり、重心の位置が微妙にずれて身体のゆがみにつながったりします。こうした小さな行動がバッティングやピッチングのフォームに影響を及ぼすことがあることを理解しておきましょう。「膝を閉じて足裏を床につけて座る」「お尻の出っ張りの部分(坐骨)に左右均等に力がかかるようにする」ことを意識すると自然と背筋が伸びるようになります。足を前に投げ出しやすい人は足台などを準備すると姿勢良く過ごすことができます。

 また「たくさん食べて身体を大きくしたい」「お腹が空いた…」という選手は1限目と2限目の間に補食を取ることもよいでしょう。その際にはエネルギー源となる炭水化物と飲み物などを軽めにとり(およそ250kcalを目安に)、昼食に支障が出ない程度にとどめておきます。手軽に食べられるバナナなどもおすすめです。

【次のページ】 お昼休み〜帰宅

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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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