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第13回 トレーニングと休養・栄養のバランス2011年01月30日

超回復の概念図(図1)

こんにちは、アスレティックトレーナーの西村典子です。

新しい年も早1ヶ月が過ぎ、春のシーズンに向けて各チームではさまざまな練習やトレーニングが行われていることと思います。今回は知っているのと知らないのとではトレーニング効果がかなり変わってくる、休養と栄養のバランスについてご紹介したいと思います。

ケガをしないために、そして野球の技術が向上するためにトレーニングを行うのですが、土台作りに大切な筋肉には適切な休養が必要となります。

トレーニングやスポーツ動作を行うと、筋疲労などから一時的に細かな筋線維が壊れてしまいます(これが筋肉痛の原因の一つ)。その後、筋肉は損傷を受けた負荷に対して「負けないように」強い筋線維を作ろうとするのですが、このときに適切な休養と栄養(筋肉の源=たんぱく質)が伴うと、トレーニングを行う前よりもより強い筋肉が形成されます。この現象を超回復とよびます。

超回復の概念図(図1)

筋肉がダメージを受けてから回復し、さらに強い筋線維を作るには、トレーニングの強度にもよりますが、24~48時間程度(中1日~2日程度)の休養が必要であるといわれています。大きな力を発揮する大筋群(胸や背中、太ももの筋肉など)は回復に時間がかかり、小さな筋肉(肩のインナーマッスルや指の筋肉など)や腹筋群は比較的早く回復するといわれています。

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プロフィール

西村典子
西村 典子 トレーナー
  • ■ 生年月日:1970年12月5日
  • ■ 出身地:大阪府
  • 奈良女子大学文学部教育学科体育学専攻卒。野球用品メーカーにて勤務後、トレーナーとして10年以上にわたり高校野球・大学野球の現場にたずさわる。野球現場での活動を通して自分たちで自分の体をマネジメントする「セルフコンディショニング」の重要性を感じ、チーム・選手・指導者にむけてスポーツ傷害予防や応急処置、トレーニング(ストレングス&コンディショニング)に関する教育啓蒙活動を行っている。

    一般雑誌、専門誌、ネットなどでも取材・執筆活動中。また整形外科ドクターと野球の傷害予防に関する共同研究活動なども行っている(現在の研究テーマは手指血行障害について)。

    現在、東海大学硬式野球部アスレティックトレーナーをはじめ、さまざまな高校野球部を担当中。
  • ・日本体育協会公認アスレティックトレーナー
    ・NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)
    ・NSCA公認パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
    ・日本スポーツ整形外科学会会員 等
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