Column

長崎海星が誇る140キロ右腕トリオ! 悔しさを胸に、夏にリベンジを図る

2024.04.18


左から陣内優翔、加茂恵、大川逢夢

今年の春季長崎大会決勝で0対1の投手戦の末、長崎日大に敗れた海星。県大会で3人の右腕が好投を続けてきた。加茂 恵(3年)、大川 逢夢(3年)、陣内 優翔(2年)。タイプが違うが、3人とも140キロを超えの速球を投げる。

加藤慶二監督は、「ピッチャー陣で勝負できる、計算が立ったのが(春季大会の)収穫ですね」と話す。そんな海星の3本柱である加茂・大川・陣内に、大会を通して手応えと課題について聞いてみた。

主戦の加茂は、「春の大会は、ゾーンの中で勝負することが課題だったんで、 大会を通して無四球でいけたことは良かったと思います。足りなかったと思うことは、まだまっすぐを捉えられる時があったので、夏に向けて『わかっていても打たれない』ようなまっすぐを目指して頑張っていきたいです」と語る。
また、ストレートで勝負できる投手を目指し、加茂は下半身の強化を上げている。安定した下半身を作り上げることで球の回転効率をさらに上げることを考えている。

「秋に比べて球速、球のキレが良くなりました」そう語るのは大川。140キロ台後半のストレートを投げ、フィジカルのポテンシャルを感じさせてくれる投手だ。
大川を成長させたのは、秋季九州大会での悔しい経験だ。加茂・陣内がマウンドに上がったの対し、大川は登板できずに大会を終えた。
「本当は自分が投げないといけないところで投げれなかった… 」
夏までに自信のあるストレートを149キロまで到達するという目標を掲げ、ストレートとフォークに磨きをかけていくつもりだ。

3本柱の中で唯一の2年生・陣内もまた、秋季九州大会が成長の転機となった。陣内は登板したものの、敗戦につながる投球をしてしまったのだ。そんな中、大会後に山﨑優也コーチから2つの言葉をもらった。
「勝負するところで勝負ができていて、それがフォアボールに繋がっただけで、自分のボールを投げることは、できていた」
「逃げたりせずに、自分のボールをゾーンに思いっきり投げ込んで、 打ってみろぐらい気持ちで投げろ」
自分の投球に自信を持つ上で、このアドバイスは陣内の心にすっと入っていく言葉だった。
春季大会を終えた今、陣内はストレートに手応えを感じている。落ちるボールの精度を夏までにどこまで上げられるかで、陣内はワンステージ上の投手になるだろう。
「去年の九州大会は、自分のせいで負けて、春の甲子園を逃してしまったので、 今度は3年生の最後の夏は、自分がチームを勝たせるぐらいのピッチングをしたいと思います」
と夏への誓いを口にした。
2年ぶりの甲子園へ向けて、今大会の経験を糧に3投手は前へと進み続ける。

◆選手プロフィール
加茂 恵(3年)
181cm 80kg
右投右打

大川 逢夢(3年)
182cm 85kg
右投右打

陣内 優翔(2年)
184cm72kg
右投右打

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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