27日、ヤクルトの石山 泰稚投手(金足農―東北福祉大―ヤマハ)がシーズン10セーブ目を挙げ、通算100セーブを達成した。
1点リードの9回にマウンドに上がると、四球を許したものの無失点に抑えた。既に通算125ホールドを記録しており、100ホールド100セーブはNPB史上9人目、ヤクルトでは初の快挙となった。
今季はここまで17登板で防御率1.10と好成績を収めている。5月7日の広島戦で2本の本塁打を許して今季初失点を喫したが、以降も無失点に抑え続け、守護神としての役割を全うしている。
石山は1988年に生まれ、同学年には坂本 勇人内野手(光星学院)、柳田 悠岐外野手(広島商―広島経済大)らスーパースターが揃っている。しかし、今季は坂本が不振で二軍調整、柳田も怪我で戦線から離脱している。また投手でも田中 将大投手(駒大苫小牧)が初登板で勝利を挙げたが、その後は厳しい登板が続いている。また前田 健太投手(PL学園)もメジャーリーグ・タイガースから事実上の戦力外を受け、カブス傘下からメジャー昇格を狙っている状況だ。
88世代では打率.344で好調を維持している秋山 翔吾外野手(横浜創学館―八戸大)、2軍落ちを経験も20、21日の中日戦で2試合連続の猛打賞を記録し、復調の兆しを見せたDeNA・宮崎 敏郎内野手(厳木―日本文理大-セガサミー)らが奮闘している。石山も球界を牽引してきた黄金世代の一人として快投を続けて欲しい。