将来を有望視された大砲が正念場に立たされている。15日、西武から佐藤 龍世内野手(北海ー富士大)がトレード移籍することが発表された。三塁手を主戦とする石川 昂弥(東邦)にとって、強力なライバルが他球団から入団する。
石川は東邦で高校通算55本を放った長距離砲。2019年には3球団の競合でドラフト1位指名を受け、地元愛知の中日に入団を果たした。プロ入り後も高卒3年目には121試合で13本を記録し、主砲候補として期待を受けていた。
今季は井上 一樹新監督の下、開幕から4番で起用され続けたが、結果で応えることが出来ず、4月中旬に二軍落ちを経験。一軍再昇格へ存在感を示したいところだったが、打率.266、1本、11打点とアピール不足に終わった。5月31日に再昇格を果たした後も、結果を残すことが出来ず、ここまで打率.132、0本、4打点とチャンスを掴みきれていない。
チームは福永 裕基内野手(天理―専修大―日本新薬)、高橋 周平内野手(東海大甲府)と三塁手のレギュラーに負傷が相次いでいた。石川にとっても定位置取りへのチャンスだったが振るわず、佐藤の獲得で立場が厳しくなる可能性も大いに考えられる。
このまま未完の大器で終わってしまうのか。高校時代甲子園を沸かせた姿をプロでも見せて欲しい。
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