交流戦を終え、パ・リーグ首位をひた走る日本ハム。今年の躍進の原動力となっているのが、2021年のドラフト指名組だ。
2021年ドラフト会議では、隅田 知一郎(波佐見‐西日本工大)や小園 健太(市立和歌山)に入札が集まる中、日本ハムは達 孝太(天理)の単独指名に成功した。達は昨年まで通算2登板にとどまっていたが、今年に入り、大きく飛躍。5月上旬から先発ローテーションに加わると、5戦4勝・防御率0.54と圧巻の投球を見せている。
さらには、8位入団の北山 亘基(京都成章-京都産業大)も先発陣の中心を担う。現時点で10試合、5勝2敗、リーグトップの防御率1.15を記録している。6月19日の巨人戦では9回1死まで無安打とあわやノーヒットノーランの快投を見せた。
野手では3位指名の水野 達稀(丸亀城西-JR四国)、9位指名の上川畑 大悟(倉敷商-日本大-NTT東日本)がレギュラー格となっている。水野は故障により離脱中だが、昨年から正遊撃手として活躍している。
育成指名組では、育成1位の福島 蓮(八戸西)と育成3位の柳川 大晟(九州国際大付)が支配下契約を勝ち取っている。中でも柳川はリリーフで一軍に定着し、20試合、2セーブ5ホールド、防御率1.45とブルペンを支えている。
一軍戦力にはなっていないが、2位指名の有薗 直輝(千葉学芸)はイースタン・リーグで打撃2冠と今後のブレイクを予感させている。
ドラフト指名からわずか4年ながら、一軍の主力選手を多く輩出している2021年ドラフト。今後のさらなる活躍にも期待したい。
※成績は6月26日終了時点
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