5日、阪神の石黒 佑弥投手(星城JR西日本)が日本ハム戦で1回3者連続三振の快投。1軍昇格されたその日に登板し、好リリーフを見せた。

 6点をリードした9回にマウンドへ上がると、先頭の水谷 瞬外野手(石見智翠館)を空振り三振、続く松本 剛外野手(帝京)からは152キロの直球で見逃しを奪い3球三振にとると、最後は浅間 大基外野手(横浜)をフォークで空振り三振に切った。

 昨年も2軍で40試合に登板し、チーム最多の10セーブを記録。36回を投げ39奪三振と奪三振能力の高さを見せつけルーキーイヤーから一軍デビューを果たしている。今季は2度の抹消がありながらもウエスタン・リーグで8試合に投げ、失点は0と安定した内容が続いていた。

 藤川 球児監督が「右のリリーフが足りない」とコメントを残したことが報じられるなど、右の中継ぎは課題となっていた。一軍定着へ2年目右腕のさらなるアピールに期待したい。