<第74回全日本大学野球選手権大会:近畿大8-0神奈川大(7回コールド)>◇10日◇1回戦◇東京ドーム
2年ぶり出場の近畿大(関西学生)が神奈川大(神奈川大学)に7回コールド勝ち。リーグ戦で防御率0.00だった野口 練投手(4年=星稜)が6回1安打1四球5奪三振無失点の好投を見せると、攻撃では2~4番を打つ勝田 成内野手(4年=関大北陽)、野間 翔一郎外野手(4年=大阪桐蔭)、阪上 翔也外野手(4年=神戸国際大付)のドラフト候補トリオが躍動した。
「やっぱり初戦は緊張すると思ったので、『まずは楽しんでやろう』というところをチームに浸透させて試合に挑みました」という主将の勝田。1回裏、一死から勝田の左前安打で流れを作ると、続く野間も初球を右前に運んで、一、二塁とチャンスを広げる。阪上は空振り三振に倒れてしまったが、相手に12球を投げさせた。これが2回以降の攻撃に繋がる。
2回裏、近畿大は9番・岸本 紘一捕手(3年=金光大阪)の中前適時打で1点を先制すると、二死一、二塁から勝田の中前安打で満塁にチャンスを拡大。野間が押し出しの四球を選んで1点を加えると、阪上が走者一掃の中越え適時二塁打を放ち、神奈川大のエース・松平 快聖(3年=市原中央)をノックアウトした。
さらに4回裏には野間の左越え適時二塁打などで3点を追加。先発の野口は本調子ではなかったそうだが、「制球も良くて、相手の嫌がるような投球をしてくれたので、非常に助かりました」(勝田)と守備陣に安心感を与える投球で、チームに流れをもたらした。
この日は勝田が3打数3安打、野間が2打数2安打2打点、阪上が4打数1安打4打点とそれぞれ活躍。「ずっと4年生が下級生の時から出ていたので、本当に頼りがいがあるというか、あそこで打ってくれることによって、ピッチャーも本当に楽に投げることができたので、非常に良かったです」と勝田は同級生の活躍を讃えた。
「勝田、野間、阪上はもうヤバいです。あんなのが相手にいたら無理です。同じチームで良かったです」と野口が話すほど実力を持つ3人。髙木 快大(4年=栄徳)を擁する中京大との2回戦は注目の好カードになりそうだ。
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