巨人ドライチ西舘が開幕ローテへ前進! オリ打線を手玉に取る快投!
中央大時代の西舘 勇陽
巨人のドラフト1位ルーキー・西舘 勇陽投手(花巻東出身)が、開幕ローテーション入りへ大きくアピールした。9日のオリックスとのオープン戦(京セラドーム大阪)で、4番手として6回から登板。1回をパーフェクトに抑えて見せた。
リーグ3連覇中のオリックス打線を手玉に取った。先頭の若月 健矢捕手(花咲徳栄出身)からカーブで空振り三振を奪うと、続くセデーニョをカットボールで空振り三振。佐野 皓大外野手(大分高出身)は投ゴロに仕留めた。150キロを超える直球と、大きなカーブ、キレのいいカットボールが冴え、自慢のクイック投法で、打者をグイグイと抑え込んだ。
これで、オープン戦成績は2試合3回を投げて無安打無失点。ドラ1の実力をしっかりと見せている。同期のドラフト3位ルーキー・佐々木 俊輔外野手(帝京出身)も9日のオープン戦に2安打をマークするなど、開幕スタメン入りに猛アピールを続けている。ドラ1ルーキーとしても、負けるわけにはいかない。
今後は2軍戦で先発する予定だという。そのマウンドに向けてブルペン入りするくらいなら、1軍の中継ぎで登板させることになったという。オリックスの打者との対戦も見てみたいという首脳陣の思惑もあったかもしれない。西舘はその期待にしっかりと応えたことになる。
花巻東(岩手)2年生だった2018年センバツで甲子園を経験した。聖地デビューマウンドは準々決勝の大阪桐蔭(大阪)だったが、2番手として登板し2回7失点を喫した。1学年上の根尾 昂投手(現中日)と藤原 恭大外野手(現ロッテ)にもヒットを打たれる苦い思いを糧に、大学で成長を遂げて巨人のドラフト1位を勝ち取った。
開幕ローテーション入りが現実味を帯びてきた。今後の2軍戦で結果を残せば、Goサインが出るかもしれない。巨人の黄金ルーキーが、1年目を占う大事なマウンドに全神経を集中させる。
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