評価急上昇・佐々木俊輔(巨人)が開幕一軍へ前進中! 意外にも名門・帝京初の大卒社会人出身野手!
東洋大時代の佐々木俊輔
巨人のドラフト3位ルーキー、佐々木 俊輔外野手(帝京出身)が、レギュラー奪取へ向けてオープン戦で好スタートを切った。
2月25日のヤクルト戦こそノーヒットに終わったものの、23日の阪神戦では第1打席で安打を放つと、24日の広島戦では2本の二塁打を含む4安打3打点と大暴れ。外野のレギュラー争いに食い込んできた。
佐々木同様に帝京出身の現役野手では、日本ハム・松本 剛外野手や阪神・原口 文仁内野手、投手ではヤクルト・清水 昇投手、DeNA・山﨑 康晃投手らが主力としてチームを支えている。
しかし、東洋大から日立製作所を経て巨人入りした佐々木と違い、松本と原口は高卒で、清水と山﨑は大卒でドラフト指名されている。その他の現役選手でも、佐々木のように帝京から大学さらには社会人まで経験してからNPB入りを果たした選手はひとりもいない。
過去にも、帝京から大卒社会人を経てドラフト指名を受けた選手は、2004年中日9位の金剛 弘樹投手と、2006年大学生・社会人巨人3位の上野 貴久投手のふたりしかいなかった。
佐々木は上野以来17年ぶりとなる帝京から大卒社会人を経てのドラフト指名選手だったのである。
金剛と上野はいずれも投手で、野手としては佐々木が初めてだった。実は、2人とも1軍の打席には1度も立っていない。佐々木は安打を放つことはもちろん、打席に立つだけで、帝京から大卒社会人を経てのNPBプレーヤーとして「初」が記録されることになる。
同校OBでは珍しい大卒社会人出身者の佐々木は、この先のオープン戦でも同様の結果を残し、開幕1軍だけでなくレギュラーをつかみ取ることができるか。
<帝京出身で大卒社会人を経てドラフト指名を受けた選手>
※2023年ドラフト終了時点
金剛 弘樹(立正大→朝日生命→日本通運→2004年中日9位)
上野 貴久(東洋大→NTT東日本→2006年大学生・社会人巨人3位)
佐々木 俊輔(東洋大→日立製作所→2023年巨人3位)
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おの
2024-02-27 at 5:57 AM
帝京大→ENOS→ヤクルトスワローズの塩見がいるから、残念ながら初はつかないね。