News

“剛球キャッチボール”で話題 巨人ドラ1・西舘勇陽 19年夏の甲子園では初戦敗退も「球速ランキング」9位タイにランクイン! 

2024.01.15


巨人が新人合同自主トレをスタートさせ、早くもドラフト1位・西舘 勇陽投手(花巻東出身)が話題になっている。

初日のキャッチボールから力強いボールを投げ込み、調子の良さをアピール。相手をしていたドラフト2位・森田 駿哉投手(富山商出身)も、その威力に驚きを隠せなかったことで、一気に西舘への期待度が高まった。

最速155キロ右腕の実力は伊達ではないことを示したわけだが、西舘は花巻東時代からその速球は注目されていた。
2019年の夏の甲子園に出場した西舘は、初戦で鳴門の前に4対10で敗戦。2番手で登板して5.2回を投げて自責点4と、結果は振るわなかった。ただ、この試合で最速145キロをマークしているのだ。

これは当時の大会でもトップクラスのスピード。甲子園に登板した3年生投手のなかでは9位タイに相当の記録である。ちなみに最速は、現ヤクルトの奥川 恭伸投手(星稜出身)の154キロだ。

甲子園ではチームの勝利には結びつけられなかったが、中央大での4年間を経てさらに10キロの球速アップ、巨人のドラ1まで掴み取った。花巻東時代から見せていた潜在能力を、見事に開花させて即戦力右腕となった。

新人合同自主トレはまだ続くが、その実力をさらに磨き上げ、巨人を代表する右腕になることを期待したい。

【2019年夏の甲子園球速ランキングトップ10】
【154キロ】
奥川 恭伸星稜
【150キロ】
池田 陽佑智辯和歌山
【148キロ】
飯塚 脩人習志野
鈴木 寛人霞ヶ浦
赤塚 健利中京大中京
【146キロ】
谷幸之助関東一
前 佑囲斗津田学園
江越 永輝(長崎海星)
【145キロ】
西舘 勇陽花巻東
山田 怜卓八戸学院光星
遠藤 成東海大相模
※3年生を対象

この記事の執筆者: 田中 裕毅

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.18

神奈川20日に準々決勝!春の王者・武相は唯一のノーシード横浜隼人と、横浜は秋の王者・桐光学園と対戦

2024.07.18

熊本で8強決定!九州学院、熊本工らが進出、進学校・熊本の粘りもあと1歩届かず【2024夏の甲子園】

2024.07.18

兵庫では報徳学園、東洋大姫路がベスト16入り、甲南が9回3点差逆転のサヨナラ勝ち【2024夏の甲子園】

2024.07.18

大分では明豊、大分、津久見などベスト16決定!高田、大分上野丘の快進撃に期待【2024夏の甲子園】

2024.07.18

栃木16強決定!白鷗大足利を破った波乱の主役・鹿沼商工の快進撃に期待【2024夏の高校野球】

2024.07.14

甲子園通算19度出場・享栄が初戦敗退 1点差でまさかの敗戦【2024夏の甲子園】

2024.07.13

四国の夏を盛り上げる逸材20名! 全国注目の四国BIG3から「東大野球部か医者か」の秀才、名門・池田の小さな大エースまで【逸材選手リスト】

2024.07.15

ノーシード・二松学舎大附が2戦連続で延長戦を制す【2024夏の甲子園】

2024.07.13

モイセエフ擁する豊川、初の夏の甲子園へ戦力向上中! カギは超高校級スラッガーの前、投手陣は急成長 センバツの雪辱をはたすか!?【注目チーム紹介】

2024.07.15

プロ注目153キロ右腕が3回戦で姿消す 好リリーフ見せるもあと1点及ばず【2024夏の甲子園・兵庫】

2024.07.08

令和の高校野球の象徴?!SJBで都立江戸川は東東京大会の上位進出を狙う

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」