News

東洋大牛久・安井 歩己、2年生から投手陣の中心に!

2023.12.15


【高校野球ドットコム注目選手ファイル】

今夏ベスト8入り。今秋茨城大会では1次予選、2次予選ともに初戦で敗退してしまった東洋大牛久。しかしチームとしては、茨城県の上位に入ってもおかしくない実力を持っている。特に選手一人ひとりの能力は高いものを感じた。

その中でも投手兼内野手を務めている安井 歩己投手(2年生)の投球には驚きがあった。MAX136キロの直球とスライダー、カットボール、カーブ、SFFを投げ分ける。もちろん剛速球があるわけではないが、ボールのキレ・コントロールが素晴らしく、直球も変化球もインコース、アウトコースに投げ切れる技術は持っている。

投球練習を見ていると勢いがあり丁寧な投球で打者を打ち取る。そのような言葉があっているタイプなのかと思っていたが、球のキレ・球威も持っているため、ここぞの場面で三振も取れるタイプだと感じた。長堀 肇監督も「安井はコントロール・球威などもあるため三振も取れるし、打たせて取る投球もできる。場面に応じた投球もできているため非常に成長を楽しみにしている」と監督からの信頼も厚かった。

さらに安井投手はもともと内野手で東洋大牛久に入学している。長堀監督が腕の使い方が上手いため1年の秋に投手を勧めた。現在は、投げない時には内野を守っているためチームにとって非常に欠かせない戦力となってきている。

長堀監督は安井投手のことをこのように評価している。
「野手を経験しているからこそテンポよく投球ができるし、体の使い方が上手いため大きく崩れることはない。先発・中継ぎ・抑えとどのポジションででも投げれる投手なため、投手陣の底上げになってきている。投げないときは内野を守れるし打撃面も申し分ないためセンスがあります」

投球フォームはオーソドックスでセットポジションから始動する。狙いを定めるとゆっくりと左足を上げ投球動作に入り、テイクバックは大きくなくコンパクトな腕の使い方から投げ下ろす。球の回転も良くテイクバックが小さくテンポも速いため打者にはタイミングが取りづらく感じるに違いない。

東洋大牛久・安井 歩己
【経歴】
173センチ70キロ
取手ヤング出身
【寸評】
最速136キロ右腕、変化球と直球の精度が抜群
【実績】
2年夏 2年生ながら東洋大牛久の3本柱の一人として今夏茨城大会優勝を収めた土浦日大に6回から登板。立ち上がりに1点の失うも、その後は落ち着いた投球を見せて見事1失点の好リリーフ。

この記事の執筆者: 鎌田 光津希

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.11

【2024年最新版 スーパー中学生リスト】 関東地区の強豪校注目の遊撃手、高校スカウト殺到の大型左腕、中村剛也の長男など38人をピックアップ

2024.05.11

シニア日本代表が発表!選抜大会準優勝の主力打者、ベスト4の主将、優秀選手などが選出!

2024.05.11

【阪神大学】V7の天理大の戦力紹介!投手力、打撃力、機動力充実の布陣で大学選手権へ!

2024.05.11

名門・東海大相模の進路紹介!プロ注目打者は東洋大、エースは中央大で早くもリーグ戦に出場!

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在28地区が決定、長野では松商学園がノーシードに

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【関東】山梨学院と常総学院がそれぞれ優勝、出場校の対戦が確定<春季大会>

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>