News

2024年のドラフトは185cmオーバーの「長身高校生投手」が主役になる! 山下舜平大級の15人を徹底紹介〈2024年ドラフト〉

2023.10.27


今年も大きく盛り上がったドラフト会議。大学生が話題の中心となったが、来年は、高校生の年だ。特徴的なのは、身長185センチを超える大型投手が豊富なことである。
プロ野球界はいま、オリックスの山﨑 颯一郎投手(敦賀気比・190センチ)、そして同じくオリックスの山下 舜平大投手(福岡大大濠・190センチ)を筆頭に、長身の剛腕投手が活躍が目立つ。どの球団もポテンシャルの高い長身投手を狙っている。その需要に合う逸材を紹介していきたい。

高校入学後球速が25キロもアップした198センチ右腕

まずは、菊地 ハルン投手(千葉学芸)。父がアメリカ人、母が日本人の身長198センチの大型右腕だ。

名門・佐倉シニア出身だが、当時は全くの無名投手だった。それでも千葉学芸・高倉監督が彼の素材に惚れ込んだ。強豪校がマークしていなかった菊地のオファーに、佐倉シニアの松井監督は驚いたという。それでも同じ佐倉シニア出身の有薗 直輝内野手を日本ハム2位に送り込んだ高倉監督の育成力を信じ、菊地を千葉学芸へ送り込んだ。千葉学芸入学後、120キロ台だったストレートが、今では145キロ前後までアップ。また縦割れのカーブも絶品だ。まさにオリックスの山下を彷彿とさせる部分がある。菊地も「山下さんのような成長をしたい」と語り、高倉監督も「順調に行っていますが、彼のピークを3年夏に合わせるようにしていきたい」とじっくりと育てている。

190センチの剛腕・清水 大暉投手(前橋商)も最速148キロを計測する。力強い腕の振りから繰り出されるストレートは打者を圧倒。今年の夏の甲子園では初戦敗退し、秋の群馬県大会では準決勝で敗れたが、この冬で大きく成長してもらいたい。来年は、前橋にスカウトたちが押し寄せることになるかもしれない。
また、小船 翼投手(知徳)は197センチの長身から最速150キロに到達する速球を放つ。すでにスカウト、メディアからも注目をされており、来年のドラフトが近づくころには、一番の目玉選手になっているかも。
東海大相模藤田 琉生投手は湘南ボーイズ時代から注目されてきた。194センチの長身から真上から腕を振って、140キロ前半の速球で勝負する大型左腕だ。そのストレートは回転効率が非常に高く、次々と三振を奪うことができる。

大阪桐蔭の2024年エースは187センチ
平嶋 桂知投手(大阪桐蔭)は187センチ。140キロ後半の速球は伸びがあり、切れのあるスライダーで翻弄する右腕で、昨年からリリーフで活躍している。今年はエースとしてチームを牽引。ソフトバンク1位の前田悠吾に続く存在になりたい。また、平嶋がいることで、大阪桐蔭の「連続ドラフト本指名」記録も続きそうだ。
河野 伸一朗投手(宮崎学園)は、今夏の甲子園にも出場した189センチ左腕。130キロ後半の直球、曲がりが大きい変化球で勝負する。平均球速、変化球の精度をそのままレベルアップすれば人気になる可能性を持っている。

兄は阪神期待の若手
茨木 佑太投手(帝京長岡)は187センチの右腕。投手として140キロ台の直球、打者としては本塁打を量産する二刀流だ。兄は阪神の茨木 秀俊投手。1年前、茨木兄を取材した際、佑太投手が隣で投球練習をしている姿を見た。角度のある直球が印象的だった。最終学年となったこの1年、しっかりと追いかけていきたい投手だ。
十川 奨己投手(立命館宇治)はじつに195センチ。ストレートは現在130キロ後半だが、体作りをすれば、一気にスピードアップするだろう。
186センチの右腕・蔵並 龍之介投手(中央学院)もストレートは140キロ前半に到達。スライダー、カーブを器用に投げ分ける。
堀江 正太郎投手(文星芸大付)は186センチのサイズから最速145キロを投げ込む。今朝丸 裕喜投手(報徳学園)は、185センチの本格派右腕。投球フォームの技術も高く、最速146キロに到達している。さらに伸びれば、プロ入りも実現できそうだ。

山口 廉王投手(仙台育英)は夏までベンチ外。秋からベンチ入りするようになった。191センチの長身から最速147キロをマーク。まだ公式戦で思うような実力を発揮できていないが、須江航監督からは高く評価をされている投手だ。打撃も良い。今年の選抜前の打撃練習では、レギュラー選手よりも強烈な打球を飛ばしていた。山口の成長が仙台育英のスケールを大きくさせることは間違いない。
185センチ以上の長身好投手はこの冬を越えて、まだまだ出てくることだろう。24年のドラフトはスケールの大きい高校生投手を中心に盛り上がることを期待したい。
【185センチ以上のドラフト候補投手リスト】
菊地 ハルン投手(千葉学芸) 身長198センチ
藤田 琉生投手(東海大相模)身長194センチ
小船 翼投手(知徳)身長197センチ
十川 奨己投手(立命館宇治)身長195センチ
山口 廉王投手(仙台育英)身長191センチ
清水 大暉投手(前橋商)身長190センチ
石田 充冴投手(北星大付)身長190センチ
岡村 宝投手(高知商」身長189センチ
安福 拓海投手(大阪桐蔭)身長189センチ
河野 伸一朗投手(宮崎学園)身長189センチ
平嶋 桂知投手(大阪桐蔭)身長187センチ
吹田 志道(弘前学院聖愛)身長187センチ
茨木 佑太投手(帝京長岡)身長187センチ
堀江 正太郎投手(文星芸大付)身長186センチ
蔵並 龍之介投手(中央学院)身長186センチ
今朝丸 裕喜投手(報徳学園)身長185センチ

文/河嶋宗一(編集部主筆)

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

関連記事

もっと見る

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.18

【神奈川】保土ヶ谷球場では慶應義塾、横浜が登場!東海大相模は桐蔭学園と対戦!<春季県大会4回戦組み合わせ>

2024.04.18

首都二部・明星大に帝京のリードオフマン、東海大菅生技巧派左腕などが入部!注目は184センチ102キロの大型スラッガー!

2024.04.18

強豪校を次々抑えて一躍プロ注目の存在に! 永見光太郎(東京)の将来性を分析する<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.04.18

【春季埼玉県大会】ニュースタイルに挑戦中の好投手・中村謙吾擁する熊谷商がコールド発進!

2024.04.18

【岡山】センバツ出場の創志学園は2回戦から登場! 2回戦で昨年夏の決勝戦と同じカードが実現の可能性も!<春季県大会地区予選組み合わせ>

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.15

四国IL・愛媛の羽野紀希が157キロを記録! 昨年は指名漏れを味わった右腕が急成長!

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.15

【春季和歌山大会】日高が桐蔭に7回コールド勝ち!敗れた桐蔭にも期待の2年生右腕が現る

2024.04.16

【春季埼玉県大会】2回に一挙8得点!川口が浦和麗明をコールドで退けて県大会へ!

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード