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世代No.1右腕、世代No.1左腕、152キロ左腕などU-18代表候補の投手陣の顔ぶれは歴代トップクラス

2023.04.03

世代No.1右腕、世代No.1左腕、152キロ左腕などU-18代表候補の投手陣の顔ぶれは歴代トップクラス | 高校野球ドットコム
左から東松快征、前田悠伍、平野大地

世代No.1右腕、世代No.1左腕、152キロ左腕などU-18代表候補の投手陣の顔ぶれは歴代トップクラス | 高校野球ドットコムポジション別の記事はこちら
世代No.1右腕、世代No.1左腕、152キロ左腕などU-18代表候補の投手陣の顔ぶれは歴代トップクラス
U18代表候補は世代No.1捕手を筆頭に総合力の高い捕手が揃う
U18代表候補の内野手は世代屈指のスラッガーや、堅守の遊撃手などが選出
U18代表候補に選ばれた外野手は全員バットコントロールが抜群!

 4月4日から行われるU-18日本代表候補強化合宿のメンバー36人が発表された。今回は、投手陣の顔ぶれを紹介したい。

【投手】
熊谷 陽輝投手(北海)
恵まれた体格から140キロ中盤の速球と切れ味鋭いスライダーで勝負する大型右腕。今年の北海道では高卒プロを意識できる1人。合宿で評価を上げることができるか。

森岡 大智投手(能代松陽)
今センバツ2試合で快投。石橋(栃木)戦で完封、大阪桐蔭(大阪)戦8回1失点と大きく評価を高めた。楽天・岸 孝之投手(名取北出身)を彷彿させるフォームから、130キロ後半の速球を内外角、低めに投げ分け、チェンジアップ、カーブを低めに集める投球を得意とする。

武田 陸玖(山形中央)
昨秋の東北大会で140キロ中盤の速球を連発し、評価を高めた大型左腕。打者としての才能も高く、スカウトから大きく注目をされている。

高橋 煌稀(仙台育英)
好投手揃いの仙台育英の中でも完成度の高さ、メンタルの強さはNo.1で、エースを任されているのも分かる。140キロ前半の速球を内外角に投げ分け、スライダー、カーブ、チェンジアップを低めに集め、ゲームメークに徹する好右腕だ。

盛永 智也(国学院栃木)
中学時代から140キロを超える速球派右腕として注目されていた。制球力、球質も良く、冬を越えて、どれだけパワーアップしているのか注目だ。

林 謙吾(山梨学院)
今センバツ優勝投手。制球力の高さ、伸びのある直球、鋭い変化球、投球術の上手さは誰もが認めるところだ。今回の経験を、どれだけ練習に生かせることができるか。

平野 大地(専大松戸)
世代No.1右腕として注目されている投手。好調時の140キロ後半の速球は威力があり、スライダーだけではなく、フォーク、カーブの精度も高まった。今回はどんな投球スタイルで勝負するのか。

杉山 遥希(横浜)
左投手としての完成度の高さはトップクラス。130キロ後半の速球ながら切れのある速球、鋭く変化するスライダーなど1球1球の精度も高い。スタミナも豊富で、投球以外の技術も高く、今回の首脳陣好みの投手。

村松 杏慈(遊学館)
昨秋の石川県大会でも力投を見せた本格派。変化球の精度も高く、期待の好右腕だ。

東松 快征(享栄)
最速152キロを誇る本格派左腕。スライダー、チェンジアップ、カーブの精度も高く、ドラ1候補として期待がかかる。

前田 悠伍(大阪桐蔭)
世代No.1左腕。140キロ後半の速球に、切れ味鋭いスライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームを駆使する。フルスロットルで投げる前田はどんな球を見せるのだろうか。

坂井 陽翔(滝川第二)
長身から繰り出される140キロ後半の速球は伸びがあり、フォームの土台もよくスカウト好みの大型右腕だ。

升田 早人()
今年のセンバツで完封勝利を挙げ、評価急上昇中の本格派右腕。しなやかなフォームから繰り出す直球には伸びがあり、変化球の精度も高い。一気につかんだ代表候補で多くのことを学びたい。

森 煌誠(徳島商)
今年の四国地区No.1右腕として期待が高い。恵まれた体格から投げ込む140キロ後半の速球に、切れのあるスライダー、カーブをテンポよく投げ込む。

直江 新(九州学院)
昨夏の甲子園でチームをベスト8に導いた本格派右腕。しなやかなフォームから繰り出す140キロ前半の速球と、切れのあるスライダー、ブレーキが効いたカーブを投げる。

東恩納 蒼(沖縄尚学)
今センバツでも140キロ台を連発し、一気に評価を上げた本格派右腕。球持ちがよく、伸びのある直球で押し切る。変化球の精度も高いが、直球主体で抑えることができる筋の良さがある。

 今回の顔ぶれは、佐々木 朗希投手(現ロッテ=大船渡高出身)らがいた19年の投手陣と比較しても負けていない投手陣ではないだろうか。歴代でもトップクラスといえるだろう。今回の合宿でどんなアピールを見せることができるか。

(記事=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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