足のつりで後悔を残すな!原因やメカニズムを解説
前回は、「抗酸化の重要性」について説明をしました。今回は、足つり防止について!夏の高校野球の地方大会や甲子園でよく見かける足がつる光景。足がつり投手交代。大事な場面で足がつってしまっては後悔が残りますよね。
そんな後悔を残さずパフォーマンスを発揮するために今回は、足つりのメカニズム・原因・対策を解説していきます。
足つりの原因とメカニズム
足のつりは、医学的には「腓腹筋(ひふくきん)痙攣」といい、一般的には「こむら返り」と呼ばれています。はるか昔から人類が付き合ってきた病で、多くの方が経験したことのある痛みであるにもかかわらず、具体的には、なぜ起きるのか知らない人が多いという珍しい症状です。こむら返りは、ふくらはぎ(腓腹筋)の筋肉が痙攣して起きるものです。現在考えられているこむら返りの原因には諸説ありますが、そのなかでも主流なものが、筋肉内の血液やリンパ液の循環不足です。筋肉内の循環がうまくいかなくなると、代謝がうまくできなくなります。これにより、筋肉内に老廃物が溜まってしまうのです。他にもストレス状況や水分不足も原因とされています
原因は栄養不足?
人間が生きていくのに必要な栄養が体に吸収された後、使われなかったものは老廃物として体外に排出されます。それを循環させ、代謝するために欠かせないのが、ビタミンやミネラルです。ビタミンは老廃物を代謝するための主要なエネルギー源。そしてミネラルは、循環を作るポンプ機能を動かす原動力になります。そのため、ビタミンやミネラルが不足してしまうと循環や代謝がうまくできず、こむら返りが発生しやすくなるのです。
こむら返りの対策は?まず上げられるのはビタミンとミネラルの重要性。ビタミンとミネラルは、カラダの中では構成できません。毎日摂取している食事でしか摂れません。しかし、ビタミンとミネラルはカラダの中で蓄積させるのが難しく、汗によって流れやすいのです。高校野球は炎天下の中、プレッシャーがかかりながらプレーをします。非常に足がつりやすい状況下に置かれています。水分は足りていても栄養素が足りないと足はつってしまうのです。足をつらないためには、試合1時間前、試合中にサプリメントで摂取することを薦めています。足をつりやすい選手は1時間ごとに摂取しましょう。
筋肉の集中力を上げる+疲労回復!
過酷なトーナメントを勝ち抜くために必要なこと。それは、いかに次の日に疲労を残さずベストなコンディションに持っていけるか。試合中に集中力を切らさないカラダに調整できるか。夏の試合の1試合の筋肉の疲労度は、はかり知れません。運動量、精神状態(ストレス強度)によってタンパク質(アミノ酸)の消費も早く、多いのです。
野球の練習や試合で筋肉に大きな負荷がかかった場合、筋肉の分解が始まります。その分解をBCAA(アミノ酸)は最小限に抑えてくれるのです。また、BCAAは運動中のスタミナを維持するという働きもあります。これにより身体の疲れ予防や疲労回復を助けてくれます。
試合前や試合中に必要量のビタミンやミネラル・アミノ酸を食べ物で摂取することは不可能です。サプリメントをうまく活用していきましょう。うまく摂取していくことで試合の後半や大会が進んでいくにつれて差が出てきます。ここぞの場面でパフォーマンスを発揮するためのマストアイテムと言えます。
オススメのビタミン・ミネラル・アミノ酸のサプリメントは下記になります。
文=久保 翔平 (カラダツクル株式会社代表取締役)