鶴見大付vs向の岡工業
試合シーン
鶴見大付、遊佐の好投で3回戦進出
向の岡工はエース藤坂は180cmを超える長身右腕。調子がよければ力強い直球が見られただろうが、序盤からコントロールに精細を欠いた。
さらに向の岡工は守備にもミスが続き、鶴見大付はそのチャンスをスクイズや4番・遊佐のタイムリーで得点に繋げて5回までに3点をリードし、試合を優位に進めた。
さらに終盤からは向の岡工のピッチャーからの牽制球が少ないこともあり、二盗など、足を使いながら向の岡工バッテリーをゆさぶった。
7回には、向の岡工の藤坂は投げ急いだのか、序盤よりも脚を上げてから溜める時間が比べ短くなり、球威が落ちたところを、鶴見大付打線が逃さず、長打を含む3連打で2点を追加し、これで試合は勝負あり。
野球部創部から3年。1年生時から試合に出てきた選手の多い鶴見大付。
鶴見大付のエース・遊佐は投球前に少し傾いた太陽を気にしたかと思えばショートの山科にまぶしくないかと声を掛けた。選手同士の声掛けが盛んで、確認が丁寧だ。サイドスローの遊佐のピッチングは低めをつき、向の岡工の打線はバットの芯を外され打ち取られていった。
最終回、向の岡工の4番・山口のレフトオーバーのタイムリーで1点を返されたが反撃もここまで。後続を断ち鶴見大付は3回戦に駒を進めた。
(文=高校野球情報.com編集部)