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春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.05.01


左から織田翔希(横浜)、髙井周平(智辯学園)、里山颯馬(明徳義塾)

この春、2008年世代の選手たちが高校に入学。すでに春季大会でベンチ入り、公式戦デビューを果たしている選手たちがいる。今回はそんなスーパー1年生たちを紹介していきたい。

神奈川では横浜が1年生5人出場!千葉は中央学院、木更津総合、専大松戸の強豪校から続々デビュー

神奈川県では横浜が目立っている。春季大会では池田 聖摩内野手、小野 舜友投手、江坂 佳史外野手、若杉 一惺投手、織田 翔希投手の5人がベンチ入り。池田は走攻守三拍子揃った遊撃手、江坂はミートセンスが優れた俊足センター、小野、若杉はともに変化球のキレが優れた左腕で、本格派右腕の織田がこの大会で知名度を高めた。織田は北九州市立足立中出身で、183センチの長身から最速143キロを誇る。県大会準々決勝の慶應義塾戦では9回一死から二者連続三振を奪った。伸びのある快速球は1年生とは思えないものがあり、1万人の大観衆が見守る中で、自分の持ち味を発揮できたのは大きな価値がある。

千葉県では多くの選手がデビューした。
川村 光翼外野手(木更津総合)が7番センターで出場し、専大松戸の速球派右腕・梅澤 翔大投手(3年)から安打を放つ好デビュー。横浜南ボーイズ時代は東日本ブロック選抜に選出され、鶴岡一人記念大会で本塁打を放った。
専大松戸吉岡 伸太朗内野手が準々決勝の市立柏戦でデビューし、2安打2四死球1打点の活躍を見せた。白井中央ボーイズ時代は昨夏、2023年東日本報知オールスターの選抜メンバーに選出された経験もある。
センバツベスト4の中央学院菊池 敢太捕手(中央学院)は3回戦の拓大紅陵戦で4番ファーストでスタメン出場。1打数0安打に終わったが、パワフルなスイングは目を見張るものがあった。中村 研心主将(3年)は「かなり緊張したと思うんですけど、彼には『結果は気にしなくて良い。点を取る仕事は俺達がやるから、思い振って振ってこい』と伝えました。練習試合では飛ばす選手で新入生の中で抜けている選手です」と語る。仙台ボーイズでは主将としてチームを牽引した菊池は俊足タイプが多い中央学院にとっては長打を明確にウリに出来る選手でこの3年間、どう育つか楽しみだ。
宮澤 和聖投手(拓大紅陵)は左腕から130キロ前半の速球を投げ込む好左腕。静岡裾野シニア時代は、ジャイアンツカップ決勝まで導き、決勝戦で先発した実績を持つ。直球のキレがよく、順調に調整できれば夏には出番が増えそうだ。大家 雅史投手(東京学館浦安)は習志野戦で無失点の好リリーフ。すでに135キロ前後の速球を投げ込んでおり、期待の本格派右腕として成長を期待したい。

埼玉県では西村 虎龍外野手(浦和学院)がスタメンデビュー。佐倉シニア時代から評判の左の強打者で、森大監督は「ドラフト候補に挙がる三井雄心の1年生時と比較しても引けを取らない選手」と高く評価する。敗れた西武台戦では3打数1安打だった。
栃木県では、池谷 挑夢捕手(國學院栃木)が3回戦の宇都宮北戦に代打で登場。三塁打を放つ活躍を見せた。

池田 聖摩、小野 舜友、江坂 佳史(横浜)

【次のページ:西日本でもスーパー1年生が次々現れる!】

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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