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いよいよ大阪は準決勝!大阪桐蔭vs履正社、東海大仰星vs山田の勝負のポイントを徹底分析!!

2020.10.03

≪トーナメント表はこちら≫

 10月3日、大阪大会準決勝が開催される。準決勝では大阪桐蔭vs履正社の対決が実現するなど、高校野球ファン待望のビッグカードが見逃せない。そんな2試合の見どころを紹介したい。

各地区の見所

いよいよ大阪は準決勝!大阪桐蔭vs履正社、東海大仰星vs山田の勝負のポイントを徹底分析!! | 高校野球ドットコム
秋の大阪を制するのは?

東海大仰星vs大阪山田
東海大仰星は大阪桐蔭履正社に負けないタレントぞろいのチーム。144キロ右腕・高橋玲央、府内屈指の遊撃手・中村暖道、強打の一塁手・佐藤 裕樹、大型外野手・谷口創の4人を中心に逸材がそろう。東海大仰星が勝利するパターンとしてはタレント力の高さを徐々に発揮し、終盤で圧倒するパターンが考えられる。一方、大阪山田は私学5校を破った機動力野球に注目。右下手投げの今立尚希の投球がどこまではまるか。番狂わせを起こした学校は軟投派投手の活躍が目立つ。接戦に持ち込んで後半勝負に持っていきたいところだろう。

大阪桐蔭vs履正社
夏に続き、直接対決。前チームは両チームとも下級生からの経験者があり、技術的にも、精神的にも成熟した選手が多かった。ただ今年は経験値では圧倒的に大阪桐蔭が有利。3試合連続本塁打を放つなど勝負強い打撃を見せ続けてきた池田陵真、攻守でバランスが取れた三塁手・宮下隼輔など経験者が多く、投手陣も松浦 慶斗関戸 康介の剛腕2枚を中心に能力が高い投手がそろう。まだ粗さはあるが、それもカバーする圧倒的なポテンシャル。十分に強さはある。

 一方、履正社は個々の選手の能力を見ると、大阪府内ではトップクラス。主将・松林克真はスラッガーとしての素質もあるが、まだこれまで2チームが見せてきた対応力の高い攻撃は見せていない。ただこれまで以上の能力を発揮すれば、大阪桐蔭に対抗することはできる実力はあるだろう。ここまで力投を見せてきた左腕・渡邊 純太がどこまでしのぐことができるか。切れの良いスライダー、縦系の変化球を有効的に使えるかがポイントだ。

(記事=河嶋宗一

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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