Column

交流試合の最注目株・中京大中京期待の「5人衆」をピックアップ!

2020.06.17

交流試合の最注目株・中京大中京期待の「5人衆」をピックアップ! | 高校野球ドットコム高橋宏斗(中京大中京)

 6月10日、8月に阪神甲子園球場で今春の第92回選抜高校野球大会に出場予定だった32校を招待しての交流試合が開催される。出場32校の中で最注目なのが昨秋の明治神宮大会優勝の中京大中京だ。多くの逸材が揃う中京大中京。その中でもトップレベルの実力を誇る「5人衆」を紹介したい。

高橋宏斗(投手・3年)右投げ右打ち 182センチ80キロ
 明治神宮大会では強力打線・明徳義塾打線を完封するなど、実力を発揮し、優勝に貢献。1月の練習で最速150キロを計測。1月のピッチング練習を見た時、速球の勢いだけではなく、スライダー、ツーシームの切れ味は段違いで、世代トップクラスと呼ぶにふさわしいものがあった。

 世代ナンバーワン右腕を目指し、これからも質の高い投球を追求する。

探究心が深い高橋ならば、昨年以上にパワーアップした姿を見せてくれるはずだ。

中山礼都(遊撃手・3年)右投げ左打ち 179センチ80キロ
 東海地区を代表する大型遊撃手。高校通算15本塁打と飛び抜けて多い数字ではないが、左中間方向へも鋭い打球が打てる技術は素晴らしいものがあり、昨秋の公式戦では11試合で33打点を記録した勝負強さが魅力。そして強肩が光る遊撃守備もレベルが高い。高卒プロ志望を掲げた中山は残りの独自大会、交流試合でどれだけアピールできるか。

松島元希(投手・3年)左投げ左打ち 164センチ72キロ
小柄ながら最速147キロを誇る速球派左腕。好調時は、常時140キロ前半の速球で圧倒する投球が持ち味。さらに俊足を生かした外野守備が魅力だ。ピッチングでは更に変化球の精度を磨き、幅広い投球を見せていきたい。

印出太一(捕手・3年)右投げ右打ち 182センチ85キロ
 中京大中京の攻守の柱で、チームメイトからの信頼も強く、成績抜群と文武両道を実践する大型捕手。外角に入った甘めのボールを強く巻き込んで本塁打を量産。課題はスローイング。動作を素早くして、コンスタントに2秒台を切るスローイングを実現したい。

西村友哉(外野手・3年)右投げ右打ち 173センチ77キロ
 1番打者ながら高校通算17本塁打はチーム最多。レベルスイングで、速球、変化球を次々と対応し、快打を連発。昨秋の公式戦では打率.464をマークし、打線を勢いづける役割に徹した。守備・走塁のレベルも高く、走攻守三拍子揃ったセンターだ。

 選抜前から注目度が高かった中京大中京の選手たち。限られた実戦で、さすが中京大中京と思わせる戦いぶりを期待したい。

関連記事
他の野球部訪問の記事はこちら
◆中京大中京が取り組む課題に迫る⇒夏の準決勝敗退から始まった神宮大会優勝 日本一を狙う中京大中京の課題は
センバツに出場する32校をチェックする

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

【秋田】秋田修英と秋田工が8強入り、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.16

【秋田】夏のシードをかけた3回戦がスタート、16日は大館鳳鳴などが挑む<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.13

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?