今シーズン初、そして19年連続勝利へ!らしさを発揮しつつある石川雅規(秋田商出身)がリベンジのマウンドへ
ヤクルトの石川雅規(※写真は2015年撮影)
シーズンも終盤戦に突入しているが、開幕投手を務めた東京ヤクルト・石川雅規(秋田商出身)がなかなか白星を掴めていない。ここまで7試合に先発して34.2回を投げて防御率4.67、0勝3敗。新人王にも輝いたルーキーイヤーの2002年から毎年1軍で白星を挙げて通算171勝まできても、今シーズンは1つも勝てていないのが現状だ。
ベテランにとって苦しい1年となっており、先発する15日の試合では7月3日に4回途中5失点と打ち込まれた横浜DeNAとの一戦。厳しい一戦となるのが予想されるが、2軍から戻ってきてからは安定した投球が続いている。
8月25日の読売ジャイアンツ戦からは3試合すべて5回以上投げて自責点は2以下。また奪三振が減ったことも数字として残っている。実際に投球内容を見ると、ボールにばらつきが無くなり、ストライクゾーン周辺に集まっているのが印象的だ。
多彩な変化球と低めに集める丁寧な投球は健在だが、ボールがはっきりしてしまっては見切られてしまう。そうした点を踏まえると石川の持つ武器が少しずつ戻ってきているのではないだろうか。相手は苦い経験をした横浜DeNAだが、リベンジを果たして19年連続での白星を掴んでほしい。
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