第636回 市川 悠太(明徳義塾2年・投手)目指すは春夏連覇と「ドラフト1位」【後編】2018年01月07日

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【目次】
[1]センバツで考えている「2つの新球」
[2]春夏甲子園V・侍ジャパン・そして「ドラフト1位」へ

 センバツは第90回、夏の選手権は第100回大会を迎えるなど、高校野球にとって節目の2018年。加えて新3年生となる世代は2000年生まれが大半を占める、いわゆる「ミレニアム世代」。すべてにおいて記念すべき一年を飾るべく、全国各地で逸材たちが活躍の助走に入ろうとしている。

 そこで今回はそのトップレベルプレイヤーたちを徹底インタビュー。今回登場して戴くのは2017年秋の高校チャンピオン・明徳義塾の絶対的エース・市川 悠太である。

 普段は寡黙な市川投手。しかし今回は「高校野球ドットコム」読者の皆さんへ自らの流儀を前編・中編・後編に渡り語って頂きました。マウンドに上がれなかった一年前のセンバツまでの野球歴について語った前編、実は手探り状態だった夏前のお話と甲子園、秋の頂点までの道のりを明かした中編に続き、後編では投球哲学と来たるセンバツ、そして今後の抱負が語られます。

市川 悠太(明徳義塾2年・投手)マウンドに上がれなかったセンバツを糧に【前編】
市川 悠太(明徳義塾2年・投手)手探りの先に見えた「市川スタイル」【中編】

センバツで考えている「2つの新球」


リリースを見せる市川悠太投手(明徳義塾)

――前編でお話し頂いた変化球の習得含めた、ボールの握りはどのような部分に気を遣っていますか?まずはストレートから。

市川 悠太投手(以下、市川):ストレートの握り自体はノーマル。ずっと変わっていません。最後に指先で押すイメージで投げています。

 その中で、シュート回転でもいいので腕を振るストレートと、カウントを取るために前で離すストレートとは分けています。あとはホントのたまにですが、手首の立て方を変えてツーシーム気味にしたりします。

――では、スライダーは高知市立潮江中時代からどのように変化したのですか?

市川:スライダーはもともと中指と人差し指にかけていたんですが、今年の秋季県大会決勝・高知戦の前日にダルビッシュ 有さんの握りも参考にして中指にかける「カット系」にして、軽くピッチング練習したら125キロくらいで曲がりも大きくなりました。

 そこで安田 陸(1年・捕手)とも「ストレートは中心だけど、スライダーも使っていこう」と話をして1失点完投につなげました。

――そこに秋の神宮大会で投げたスプリットが加わるわけですね。センバツに向けて他に加えたいものはありますか?

投球学について話をする明徳義塾・市川 悠太(2年・投手)

市川:左打者の抑え方を明治神宮大会から高知へ帰る飛行機の中から考えていて、インターネットを使える「情報」の授業でもずっと映像や握り方を見ています。

 今は2つの新球を練習しています。手ごたえはあります。

――「それがなにか!」は、春までベールに包んでおきましょう。その他に冬の課題はありますか?

市川 悠太投手(以下、市川):自分のよさである身体のしなりを保ちながらの体幹などの身体づくりです。疲れた時にフォームが崩れないようにするためにも、ラダートレーニングなどを通じて体幹をより速く回すことを意識しています。

――投手の魅力はスピードだけではないですが、スピ―ドに関しては?

市川 悠太投手(以下、市川):ストレートは150キロ以上は欲しいです。そこに130キロ台の球速帯がスライダー含めいくつかあるのが理想です。

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プロフィール

市川 悠太
市川 悠太(いちかわ・ゆうた)
  • ポジション:投手
  • 身長:184センチ75キロ
  • タイプ:右投げ右打ち
  • 生年月日:2001年3月29日生まれ
  • 高知県高知市
  • 潮江南スポーツ少年団(軟式・高知市立潮江南小)
    ~高知市立潮江中(軟式)
    ~明徳義塾高
    50メートル走6秒4・遠投100メートル
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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