四国IL・愛媛の羽野紀希が157キロを記録! 昨年は指名漏れを味わった右腕が急成長!
![](https://d3gsx8ol6pujbh.cloudfront.net/2024/04/15100109/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%9C%80%E9%80%9F%E3%82%923%E3%82%AD%E3%83%AD%E5%A1%97%E3%82%8A%E6%9B%BF%E3%81%88%E3%82%8B157%E3%82%AD%E3%83%AD%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%9F%E6%84%9B%E5%AA%9B%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%BB%E7%BE%BD%E9%87%8E-%E7%B4%80%E5%B8%8C%EF%BC%88%E6%96%B0%E5%8D%97%E9%99%BD%EF%BD%9E%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%A4%A7%E3%83%BB2%E5%B9%B4%E7%9B%AE%EF%BC%89-scaled.webp)
157キロを出した愛媛マンダリンパイレーツ・羽野 紀希投手
愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで行われた四国アイランドリーグplus・愛媛マンダリンパイレーツ対香川オリーブガイナーズの試合で、愛媛の2年目右腕・羽野 紀希投手(新南陽–日本経済大)が「157キロ」を叩き出した。
この試合、今季はストッパー役ながら6点ビハインドの9回表にマウンドに上がった羽野は「ここまで流れが悪かったので何か鼓舞しようと思った」という気持ちを全球ストレートで表現。最初の打者を最速152キロで遊ゴロに打ち取ると、2番目の打者には2球目、152キロで投ゴロ。3番目の打者には、自己最速タイの154キロを計測すると、9球目には「球速を狙いに行った」と語ったように、自己最速157キロで見逃し三振を奪った。
現在、四国アイランドリーグplusにおける日本人最速は昨年、阪神に2位指名を受けた椎葉 剛投手(島原中央–ミキハウス)が徳島IS時代に出した159キロであるが、10月の日本独立リーググランドチャンピオンシップで計測したもの。6月の後期リーグ戦では157キロをマークしたが、羽野がこの時期に出した157キロは驚異の数値とも言えよう。
昨年は複数球団から調査書をもらいながら無念の指名漏れに終わった。4月早々の157キロマークに、「ロッテの国吉 佑樹投手(秀岳館–DeNA)と一緒に自主トレーニングをした際、再現性について指摘を受けて、そこをポイントに取り組んできたらオープン戦で力むことなく154キロが出せた。その時点で158キロは出ると思った」という過程を鑑みると、今後はリーグ日本人初となる夢の160キロ、さらには愛媛MPでは2010年、横浜ベイスターズ8位指名の靍岡 賢二郎捕手(春日部共栄–日本体育大・現DeNAオフェンスチーフコーチ)以来となる秋のNPBドラフト支配下指名への期待がにわかに高まりそうだ。
なお試合は9イニングで両軍合わせて23四死球、31残塁、試合時間4時間24分という乱戦の中、「沓掛 祥和コーチ(慶應義塾–慶應義塾大–トヨタ自動車)を中心にみんなでやってくれている」(岡本 克道監督)。打撃力を16安打11得点で表現した香川が11対5で愛媛に連勝。昨年リーグ前後期通じて最下位に終わった悔しさを糧に、JABA四国大会予選リーグ最終戦でミキハウスに2対0勝利に至った学習の積み上げも発揮し、リーグ戦3勝1敗の好スタートを切っている。
〈関連記事はこちら〉
◇徳島インディゴソックスの新入団選手21人は超豪華! MLB注目の高校生、東洋大強打者、ドラフト指名漏れ大学投手、甲子園準優勝スラッガーら「独立リーグ史上初のドラ1誕生」の期待大!