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第240回 北海道日本ハムファイターズ 上沢 直之投手【前編】「名将・持丸監督の出会いで開花したサッカー少年」2015年01月08日

 プロ入り3年目の昨シーズン、北海道日本ハムの上沢 直之 投手は、開幕5試合目の先発のマウンドを託される。上沢投手にとっては一軍初登板・初先発だったが、6回を3安打1失点に抑える好投で、1軍初勝利を挙げる。その後も上沢投手は勝ち星を積み重ね、8勝をマーク。一躍、1軍のローテーション投手になった。

 11年のドラフトで北海道日本ハムに6位指名された後、専大松戸高の投手として、当サイトのインタビューに答えていただいた(2012年2月6日公開)上沢投手に再登場をお願いし、水泳とサッカーに熱中していた小学校時代から、飛躍の3年目までを振り返っていただいた。

【目次】
[1]野球とは無縁の小学校時代が今のベースに
[2]自らやる練習はレベルアップの伸び率が高い
[3]帝京高戦の好投でプロでもやれる手応えをつかむ

【上沢 直之選手の2012年インタビューはこちら!】
第89回 北海道日本ハムファイターズ 上沢 直之選手

野球とは無縁の小学校時代が今のベースに

 上沢投手が本格的に野球を始めたのは中学生になってから。実質5年半のキャリアでプロ選手になった。小学校低学年で野球を始める選手が多い中、上沢投手は希有な例であると言えよう。

上沢 直之選手(北海道日本ハムファイターズ)

 小学校時代は水泳に熱中する。学校の水泳部に所属する一方で、スイミングスクールにも通っていた。「野球は遊びでもほとんどやらなかった」そうだが、「子どもの頃の水泳の経験が、投手をする上で役に立っていると感じる」という。

「水泳をやっていたことで、肩甲骨の可動域が広くなったのは確かでしょう。周りからもよく、肩周りが柔らかいと言われます」
上沢投手が投げる時、腕が長く見えるのは、これも理由の1つか。

 そして、サッカー少年でもあった。ポジションはディフェンダー。上沢投手は「そんなに強いチームでなかったですし、サッカーの経験は野球にはつながっていないような…」と言うが、走り回ることで、少なからず下半身強化ができたところはあったろう。

 小学校時代に野球とは無縁だった上沢投手にとって、大きなアドバンテージになったのは「変なクセがつかなかったことです」
実は中学入学当初、上沢投手はかつぎ投げだったという。故障につながるこのフォームは、コーチの指導ですぐに修正できたが、これも「かつぎ投げが、体に染み込んでいなかったからでしょう」

 もし小学校時代に野球をしていたら、フォームの修正は容易でなかったに違いない。上沢投手のフォームはその時に修正されて以来「ほとんど変わっていません」
ボールを投げる機会も少なかったので、肩、肘も消耗していなかった。
「高校の時だったか、肘のレントゲンを撮ってもらったら『きれいな肘をしている』と褒められまして。小学時代に投げ過ぎなかったのが良かったのでしょう」

 もっとも、苦労したところもあったそうだ。
「野球のルールがよくわからないんです。フォースプレーとタッチプレーの区別がつかなかったり(笑)。みんなは子どもの時に自然に覚えたことを、中学で学習しなければなりませんでした」

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プロフィール

上沢 直之(うわさわ・なおゆき)
上沢 直之(うわさわ・なおゆき)
  • 北海道日本ハムファイターズ
  • 経歴:専大松戸―北海道日本ハムファイターズ
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:187センチ88キロ
  • 生年月日:1994年2月6日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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