センバツで見逃せない東日本注目35人の逸材たち
第94回選抜大会のトーナメント表
・浦和学院、敦賀気比などが属するブロック
・大阪桐蔭、花巻東などが属するブロック
・ベスト8以上の組み合わせ
大会特集
・第94回センバツ大会概要
・第94回センバツ出場校一覧
・BIG4特集
・第94回センバツ注目選手【投手】
・第94回センバツ注目選手【野手】
・インタビュー記事一覧
・コラム記事一覧
・2021年秋の大会 上位進出校一覧
・出場校に在籍する日本代表経験者
3月18日、第94回選抜高等学校野球大会が開幕する。
センバツを楽しく見られるよう、注目選手を東日本5地区(北海道、東北、関東、東京、東海)、西日本5地区(北信越、近畿、中国、四国、九州)に分けて紹介したい。今回は東日本地区。
北海道
山中 麟翔、佐々木麟太郎
クラーク記念国際エースの山中 麟翔投手(3年)は、130キロ後半の速球に、鋭く曲がるカーブを武器にする好左腕だ。解禁明けの練習試合でも好投を見せており、初戦の九州国際大付(福岡)では好投が期待される。そして148キロ右腕の辻田 旭輝投手(3年)も、大同大大同(愛知)との練習試合で、6者連続奪三振をマークするなど、仕上がりは順調だ。野手では新岡歩輝内野手(2年)にも注目だ。遊撃手としては軽快な守備を見せ、パンチ力ある打撃や、投手もこなせる野球センスの高さがある。
また4番打者の藤野侑真内野手(3年)も右の強打者として高い評価を受けている。
東北
花巻東(岩手)は野手のタレントが多く集まる。注目は昨秋まで高校通算50本塁打を放った佐々木麟太郎内野手(2年)。冬場は手術もあり、大会まで間に合うか不安視されていたが、順調に本塁打を重ねている。また田代 旭捕手(3年)も大会屈指の強打の捕手として注目されている。本塁打も打てる強打堅守の遊撃手・宮澤 圭汰内野手(3年)も注目だ。
聖光学院(福島)はエース佐山 未來投手(3年)はストライク先行ができる右の好投手として期待がかかる。
第94回選抜大会のトーナメント表
・浦和学院、敦賀気比などが属するブロック
・大阪桐蔭、花巻東などが属するブロック
・ベスト8以上の組み合わせ
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・第94回センバツ出場校一覧
・BIG4特集
・第94回センバツ注目選手【投手】
・第94回センバツ注目選手【野手】
・インタビュー記事一覧
・コラム記事一覧
・2021年秋の大会 上位進出校一覧
・出場校に在籍する日本代表経験者
関東
宮城 誇南、猪俣 駿太
関東王者の明秀学園日立(茨城)はチーム公式戦14本塁打の長打力に注目が集まる。エースの猪俣 駿太投手(3年)、武田 一渓内野手(3年)、小久保 快栄内野手(3年)、佐藤 光成外野手(3年)の強打は必見だ。
準優勝した山梨学院のエース榎谷 礼央投手(3年)は、140キロ前半の速球と、切れのある変化球を投げて勝負する右の好投手だ。他には強打の二塁手・鈴木 斗偉内野手(3年)、伸び盛りのスラッガー・高橋 海翔内野手(2年)など多くの好選手がいるのが特徴だ。
関東大会ベスト4の木更津総合(千葉)の今大会注目右腕・越井 颯一郎投手(3年)は、前評判通りの快投を見せることができるか注目が集まる。またスラッガー・山田 隼外野手(3年)もパンチ力抜群。この大会で自慢の強打を発揮できるか。
開幕戦に登場する浦和学院(埼玉)は多くの好選手がいる。大会注目左腕に挙がる宮城 誇南投手(3年)は、最速142キロの直球と切れのある変化球のコンビネーションで、練習試合でも好投を続けている。そして2枚看板として活躍する金田 優太投手(3年)も、東海大菅生(東京)との練習試合で最速142キロをマークするなど好投。打者としてもバットコントロールの良い打撃を披露する。
投手陣では昨夏の甲子園で登板経験のある芳野 大輝投手(3年)もベンチ入り。昨年から大きく進化を見せた切れの良い直球を投げ込むことが期待される。そして、完成度の高いフォームから伸びのある直球を投げ込む野口 拓夢投手(3年)もベンチ入りした。
野手では強打の高山 維月捕手(3年)が昨秋まで高校通算16本塁打を放っており、強肩も魅力的だ。さらに4番・鍋倉 和弘内野手(3年)もパワフルなスイングから長打を飛ばすことができる選手で、期待が高まる。また攻守で成長しているのはセンターの伊丹 和博外野手(3年)。鋭い打球を飛ばしていた。さらに主将・八谷 晟歩内野手(3年)は打てる守備職人を目指しており、練習試合では好守備を連発している。
[page_break:東京・東海地区]第94回選抜大会のトーナメント表
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東京
齋藤 誠賢、池口 奏
國學院久我山は大型遊撃手・下川邊 隼人内野手(3年)、大会屈指のアベレージヒッター・齋藤 誠賢外野手(3年)の活躍に期待がかかる。
7年ぶりセンバツ出場の二松学舎大附は安定感抜群の左腕・布施 東海投手(3年)がゲームメイクに徹する。瀬谷 大夢外野手(3年)は今大会屈指の外野手として注目されており、パンチ力抜群の強打は必見。さらに主将の小林 幸男内野手(3年)もパワフルな強打ぶりが注目されており、昨年からレギュラーの親富 祖凪人外野手(3年)も打撃技術はチームトップクラスだ。さらに、日笠 礼凰内野手も期待の2年生スラッガーだ。
東海
日大三島(静岡)の松永 陽登投手(3年)は投打の柱としてセンバツ出場に導いた逸材だ。投げては135キロ前後ながら制球力の高さを生かしてゲームメイクし、打者としても広角に長打が打てて、秋季大会では勝負強い打撃を披露してきた。そして池口 奏内野手も2年生スラッガーとして甲子園で爆発に期待がかかる。
(文=河嶋 宗一)