春季大会は沖縄県の打ち切りを含む47都道府県が中止が決まった。

 中止となった今、改めて注目地域である神奈川の勢力図を振り返っていきたい。

 神奈川の勢力図を語る時、第一勢力、第二勢力、第三勢力と呼ばれて語られるときがある。

 第一勢力の定義は毎年、甲子園、あるいは関東大会を狙える実績を誇るチーム。


 その4校に該当するのが、
横浜
東海大相模
桐光学園
慶應義塾
この図式は2008年ぐらいから確立されたといえる。横浜は2008年から夏6回、春4回出場。東海大相模は夏4回、春3回(中止分含む)、桐光学園は2012年夏1回のもも、昨年、春秋で横浜を破り、関東大会出場したように、圧倒的な強さを発揮。

 慶應義塾は2018年春夏に甲子園出場。2016年夏には神奈川大会準優勝。毎年、強打のチームを作り上げ、2018年秋には横浜に大接戦。横浜のエース・及川 雅貴(現・阪神)は「一番怖いチームで、普通の調子だったら打ち込まれていた」と語るほど。

 選手の力量を見ても、この4チームはトップであることは間違いない。

【第二勢力】
続いて第二勢力について説明したい。毎年、ベスト8圏内に入り、プロ入り選手を輩出しているなど実績面を評価して選出した。

桐蔭学園
18年秋に関東大会優勝して、復活の兆しが見えた。昨年、その甲子園出場の原動力となった森 敬斗がドラフト1位で、木本 圭一選手に注目したい。

向上
2014年春、関東大会準優勝、2014年夏に準優勝によって一気に地位を高めた学校。毎年、東海大相模など強豪校との激戦を演じ、昨春、昨夏はベスト8、昨秋はベスト16と実力校の向上。エース・松村投手の成長に期待。

横浜隼人
強打の横浜隼人から投手力の横浜隼人へ変貌しつつある横浜隼人。140キロを超える速球を投げ込む加藤 大に注目したい。

日大藤沢
昨夏準優勝の日大藤沢はプロ注目の牧原 巧汰選手に注目。全国レベルの強肩捕手として大きく評価を挙げる可能性がある。

鎌倉学園
2018年春はベスト4、2018年夏の準優勝、2019年春はベスト4、2019年夏はベスト8など毎年安定して上位に勝ち進む学校として注目されている。突出とした能力を持った選手は多い。

横浜商大高
 田澤 純一の母校として注目される横浜商大高高。2016年秋4強、2018年夏は北神奈川ベスト4、2019年秋はベスト8。一時期、不振はあったが、見事に復活。特に打者育成が優れており、スラッガー、巧打者と満遍なく打者を育てている。

【第三勢力】
三浦学苑
昨秋は55年ぶりのベスト4進出。

立花学園
志賀監督によって「IT活用」という点では日本の高校野球でもトップレベルのチーム。昨秋はベスト8と着々と実力をつけています。

相模原
昨夏は横浜を破り、ベスト4。佐相真澄監督の指導により、毎年、強豪私学を打ち崩す強打は魅力です。

弥栄
2018年夏、昨春とベスト8。2010年以降から安定して上位に勝ち進む弥栄の躍進も見逃せない。

相洋
2019年は春、夏はベスト8、秋はベスト4と一気に急浮上した実力校。

星槎国際湘南
桐蔭学園の土屋監督が就任。2017年春にはベスト4入り。毎年、投打に実力ある選手を揃える星槎国際湘南は毎年見逃せないチーム。

横浜商
春9回、夏7回。甲子園準優勝が1回ずつと伝統校と注目される横浜商は2018年、横浜隼人を破り、ベスト32進出。2018年秋はベスト8、2019年夏、秋ともにベスト16入りを果たしている。

 動画では挙げきれなかったが、平塚学園は2014年~2015年前後、横浜創学館は2006年~2010年、夏4回甲子園出場の武相など神奈川には魅力的なチームが多い。
是非夏には、大会が開催され、熱戦が繰り広げられることを期待したい。

(文=河嶋 宗一

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