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第66回 史上初の二度目の春夏連覇を導いた西谷監督が語る大阪桐蔭に必要な2つのマインドから見える一流選手になる条件2020年01月23日

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【目次】
[1]大阪桐蔭でプレーするのに、必要な2つのマインド
[2]「野球が楽しい」の定義を考える

 全国制覇8度を誇る大阪桐蔭大阪桐蔭といえば、全国各地の逸材が集まるチームとして有名になった。それは関係者の熱心なリクルーティング、これまでの実績、練習環境、活躍するプロ野球選手の多さ...などいろいろな要因があるだろう。今回、西谷浩一監督に中学生を見るポイントを聞いてみると、一流選手になれる選手の条件が見えてきた。

大阪桐蔭でプレーするのに、必要な2つのマインド


西谷浩一監督

 まず西谷浩一監督に高校野球でも活躍できる中学生を見極められるポイントを聞いてみたところ、こんな答えが返ってきた。
「中学生を見極めるポイントなんてあったら教えて欲しいですね。正直わからないですよ」
 意外にも聞こえる西谷監督の言葉だが、次の説明で納得できる。

 「中学生は難しいですよ。(指導者を)25年くらいやっていても、中学でいいなと思ってウチに来てくれてた選手でも上手くいかないことがありますし、逆に思っていた以上に良くなる選手もいます。来て欲しかった選手が他の学校にいくことももちろんありますが、その子たちがどうなっていくかもすごく気になりますよ」
 栄光の裏には予想以上の成功もあれば、失敗もある。真理を極めれば極めるほど、その答えは見つからないものだ。ただ、そんな中、西谷監督が選手をリクルーティングする際、マインド面で大事にしているポイントが2つある。
大阪桐蔭で野球がやりたい」こと、そして「三度の飯より野球が好き」な選手だ。

「色んな良い学校がある中で、どうしても大阪桐蔭でやりたいと言う選手と一緒にやりたいと思っています。基本は関西が中心ですが、最近では関東からも来たいと言ってくれる選手がいるので本当に有難く思っています」
これまで多くの大阪桐蔭OB、選手のインタビューをしてきて、大阪桐蔭に進みたいと思った理由が「全国制覇」や「自分を高めたい」というのが多かった。たとえば、2018年の甲子園優勝投手の柿木 蓮(北海道日本ハム)は、「自分が高校進学を決める上での基準は『自分を高められる』学校だったんです。最初から投げられる学校ではなく、一からスタートして、競争できるようなレベルが高い学校でプレーしたいと思っていました。
 その点で大阪桐蔭はまさに「自分を高められる学校」と思い入学を決意しました」
 また北海道から入学を決めた1年生の大型左腕・松浦 慶斗も「北海道が物足りないわけではないですが、うまい人と一緒にプレーして自分を高めたかったからです」 と志望理由に挙げている。強い上昇意欲を持った選手にとって大阪桐蔭は理想的な環境なのだ。

【次のページ】 「野球が楽しい」の定義を考える

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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