目次

[1]鉄壁誇る大阪桐蔭の守備の神髄は体幹にあった
[2]大阪桐蔭が実践するトレーニングの数々を紹介!


 2018年、史上初の二度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭。しかし2019年は春、夏ともに甲子園出場ができず、悔しい1年となった。3季連続甲子園出場なしは避けなければならないという思いからスタートした今年のチームは近畿大会決勝まで勝ち進み、2年ぶりの選抜出場が近づいている。

 今回は2020年、オリンピックイヤーでの飛躍が期待される大阪桐蔭特集を半年ぶりに再開します!3回目はトレーニング編です。

鉄壁誇る大阪桐蔭の守備の神髄は体幹にあった


 大阪桐蔭の選手は一気に冬の間に伸びるが、それはトレーニング内容、練習内容から見ても感じ取れる。

 まず捕球練習。ここから見ても意識の高さを感じられる。キャッチボールは徐々に広げて遠投を行って、中間距離でクイックスローの練習。そこから送球練習に入る。

 短い距離でのキャッチボールは3種類行っていた。まず半身体型から股関節を動かすことを意識したキャッチボール。続いて、アンダースロー気味のスローイングで体幹部を意識し、さらに正座の体勢から投げるキャッチボール。ただ腕だけの意識では投げられない。体幹部分を意識してコントロールよく投げる意識が見られる。

 

 ここまでは下記動画の2分28秒~5分02秒あたりをみていただくと、イメージがつかめるはずだ。


 続いてボール回しに入るが、ただのボール回しだけではなく、ランダンプレーが織り交ぜたボール回しがある。ただのランニングスローではなく、たとえば、ホーム側がいる選手は一塁を向かう途中で、一塁から二塁へ向かう途中の選手へ投げる。

 二塁へ向かう選手は後方からボールを受け取るため、胸元に投げないといけない。多くの野球経験者にこの動画を見せたところ、非常に難しいと話をしていた。


 しかもこれは時計回りだけではなく、反時計回りを行う。当日の練習ではノーエラーを30本を行っていた。そして短い距離のボール回しを行う。半身の態勢から素早く投げる。

 これをノーエラー100本行う。大阪桐蔭の選手たちは、西谷監督のユーモアたっぷりのプレッシャーも跳ね除け、しっかりとやり切った。文字にすると簡単なように見えるが、繰り返すが、野球経験者からすると難しいという声が多く届いた。

 抜け目がない練習が、大阪桐蔭鉄壁の守備を築き上げているのだろう。