第108回 同じ目標に向かって歩む仲間でありたい!都立小山台(東京都)の頑張るマネージャー!2019年06月19日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1] 選手の笑顔でもっともっと頑張ろうと思える!
[2] チームと共にマネージャーも強くなる!

 2014年第86回選抜甲子園に21世紀枠として出場を果たした都立小山台野球部。都立小山台高校では部活動の事を班活動と呼んでる。また原則17時下校という決まりがあるが、そんな中でも、昨夏、第100回記念大会東東京都予選では、準決勝で名門・帝京高校に勝利。今春の東京都大会では強豪・早稲田実業を準々決勝で下し、決勝では国士舘に敗れるも見事準優勝するなど、今や東京都で強豪校として名高い都立小山台野球部。今回は都立小山台野球部を支えるマネージャーにスポットを当て、お話を伺った。

選手の笑顔でもっともっと頑張ろうと思える!



選手達に混ざり写真にうつるマネージャーたち

 都立小山台野球部の部員は3年生27名、2年生21名、1年生29名の計77名。加えて、マネージャーは石田麗奈さん(3年生)、大﨑寿音さん(3年生)、荒木奈桜さん(2年生)、鈴木樂々さん(1年生)、谷岡珠梨菜さん(1年生)、藤﨑紗也さん(1年生)、和田采子さん(1年生)の7名が活動している。

 マネージャーの主な仕事は、ジャグ作り、班室周辺の掃除、試合でのスコア付け、打率の集計、買い出し、練習時の時間計測、ボール出し、遠征時の荷物準備・片付けなど多岐に亘る。

 仕事をこなす中で、選手の笑顔を見れた時にはやりがいを感じ、「もっともっと頑張ろう!」と思えるそうだ。また、野球の事でも学校の事でも、選手と他愛のない会話をしている時間が楽しいという。その時間がマネージャー達の心の支えにもなっている。

 マネージャー達が活動に欠かせないものとして挙げてくれたのが、野球日誌。毎日1日の終わりに、選手やチームの事を思い返し、自分の考えや思いを記入している。毎日記入することで、チームの変化にも気付き、選手をより知ることができる。サポートしていく為にも欠かせないものだという。

 都立小山台野球部マネージャーの変わった活動は、入班前(入部前)である。毎年マネージャーとしての入班希望の生徒は、入班前に先輩マネージャーから説明を受けた後、意気込みや志望動機をレポートにまとめて提出する事が決まりになっている。さらにそのレポートを元に、先輩マネージャー・顧問の先生方との面接を実施。レポートに加えて面接を行うというのは、非常に珍しいと感じる。

 他校のマネージャーに負けていないところは、ずばり甲子園にかける想い!
 「甲子園を目標に入班し、常にチームが甲子園に舞台に立つために何をすればいいのか、という事を考えて1人1人が高い意識を持って活動しています。」と話した。

 また、マネージャーあるあるは、すぐに選手の写真や動画を撮ってしまう事。遠征時の移動や、学校のお昼休憩、休み時間の際にすぐスマートフォンのカメラを構えてしまう。いつの間にかマネージャーのスマートフォンのカメラアルバムの中は選手達の写真でいっぱいに。気付けば写真は1000枚を超えるというから驚きだ。
 これも選手達の事を日頃から考えて行動しているマネージャーならではかもしれない。

 そんなマネージャーである彼女達が特に印象に残っている試合が、2019年4月20日に神宮第二球場で行われた春季都大会準々決勝、早稲田実業戦である。試合は、早稲田実業に2点を先制されるもキャプテンの逆転3ランを皮切りに、見事に接戦を制した。秋大での敗戦以降、練習試合でも逆転負けが多かったという都立小山台野球部。その悔しさをバネに努力してきた事が報われた瞬間だった。また、応援を含め全員が1つになれた試合だったという。

 昨夏の第100回記念大会東東京都予選では、決勝に進出し二松学舎大附と対戦。惜しくも甲子園の舞台を目の前に敗れるも、「満員の神宮球場で野球が出来たことは純粋に嬉しかったです。」と振り返った。この試合を最後に引退した先輩たちは1学年40人の大人数だったが、ただ仲が良いだけでなく、時には意見も言い合い本当の家族のような代だった。「引退し卒業された今でも、甲子園を目指す自分達の目標、憧れであり続けるかけがえのない存在です。」と話してくれた。

 二松学舎大附戦の後迎えた新チームでは、試合で負け続き。「1年後に自分達は決勝の舞台で勝つ」という理想と現実のギャップに苦しんだという。「自分達は先輩たちの準優勝を越えられるのか。」そういった意味でも二松学舎大附戦は、新チームの指針の1つとなった試合であった。

 ここからは大﨑寿音さん(3年生)にお話を伺いました!

【次のページ】  チームと共にマネージャーも強くなる!

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第4回 1つの『転』機となった2019年東京都の高校野球 今年を表す漢字は『転』しかない!【東京の高校野球】
第2回 神宮第二と別れを告げた2019年 東京都の高校野球界で話題となった3つの出来事【東京の高校野球】
第3回 これぞ球史に残る一戦! 東京 2019年ベストゲームは名門校同士の一戦!【東京の高校野球】
第986回 【秋季東京都大会】立て直しを見せた国士舘、都立の健闘、底力見せた帝京 様々な色を見せた東京の秋【大会展望・総括コラム】
日大二vs都立小山台【東京都 2019年秋の大会 東京都大会】
佼成学園vs都立片倉【東京都 2019年秋の大会 東京都大会】
都立紅葉川vs都立武蔵村山【東京都 2019年秋の大会 東京都大会】
大森学園vs東京成徳大高【東京都 2019年秋の大会 東京都大会】
第970回 【秋季東京都本大会 展望】日大三、東海大菅生などが揃うブロックも!秋の都大会は超激戦が予想!【大会展望・総括コラム】
足立学園vs東京都市大等々力【東京都 2019年秋の大会 東京都大会 一次予選】
第1029回 甲子園練習に参加した女子マネージャー首藤桃奈さん 当時の心境と将来の夢 【2019年インタビュー】
第951回 都立唯一のベスト4・小山台に現れた強打の核弾頭・池本仁志が追求する「一番像」とは 【2019年インタビュー】
第845回 リトルシニア屈指のリードオフマン・内囿光人(世田谷西リトルシニア)が見据える高校野球とは?! 【2018年インタビュー】
第816回 打たせて取るスタイルに磨きをかける!中村晃太朗(東海大菅生)が目指す投手像 【2018年インタビュー】
第815回 日本一のキャッチャーに!小山翔暉(東海大菅生)が秋季大会で得たもの 【2018年インタビュー】
チームを支える最高のマネージャーになるための5つのポイント
都立小平 【高校別データ】
都立小山台 【高校別データ】
東京都市大塩尻 【高校別データ】

コメントを投稿する

コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム