2025年春季の関東地区高校野球大会(茨城)は19日、2回戦4試合が行われ、ベスト8が出揃った。

 山梨学院(山梨)が延長10回タイブレークの末に、7対6で叡明(埼玉)に勝利して8強入りを果たした。5対2とリードした7回に4失点して逆転を許したが、8回に追いついて延長戦に持ち込むと、10回裏に1点を奪ってサヨナラ勝ちした。7回途中から登板した3番手の菰田 陽生投手(2年)が、打者13人中8者連続を含む11三振の「超奪三振ショー」。タイブレークとなった10回も、無死満塁の大ピンチからの3者連続と、圧巻の投球で勝利を呼び込んだ。

 浦和学院(埼玉)は2対0で帝京三(山梨)を退け準々決勝にコマを進めた。2回と8回に1点ずつを挙げると、投げては先発の吉井 蓮太郎投手(3年)が7回、2番手の岡部 修弥投手(3年)が2回を、それぞれ無失点に抑えて、完封リレーを果たした。

 横浜(神奈川)は7回コールドの8対1で作新学院(栃木)に快勝し、ベスト8入りを決めた。2回に1点を先制されたが、4回に追いついて5回に4得点してリードすると、その後も追加点を重ねた。2回途中から2番手として登板した池田 聖摩投手(2年)が、最後まで無失点に抑える好リリーフを見せ、味方の逆転劇を呼びこんだ。これで横浜は、昨年秋に新チームが発足して以来、公式戦26連勝となった。

 名門対決となった一戦では、東海大相模(神奈川)が7回コールドの10対3で常総学院(茨城)に快勝して8強入りを果たした。

 20日に準々決勝の2試合が予定されている。

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