報徳学園が延長10回タイブレークで逆転サヨナラ勝ち、愛工大名電・伊東の粘投も報われず
今朝丸 裕喜、間木 歩(報徳学園)
<第96回選抜高校野球大会:報徳学園3-2愛工大名電>◇22日◇1回戦◇甲子園
大激戦の末に、報徳学園(兵庫)が延長10回タイブレークの末に、逆転サヨナラ勝ち。愛工大名電(愛知)を下して、「逆転の報徳」を見せつけた。
1対1でタイブレーク制の延長戦へ。愛工大名電が10回表に犠飛で1点を奪ったが、その裏に報徳学園が無死満塁から押し出しで同点とした後に、斎藤 佑征内野手(3年)が中前へのサヨナラ打を放って劇的勝利をつかんだ。斎藤は「練習試合を通じても初めてのサヨナラ打となった。自分はつなぐことだけ意識していました。今まで冬場にやってきたことが報われて嬉しかった」と笑みがはじけた。
先発の今朝丸 裕喜投手(3年)が7回まで1失点に抑え、エースナンバーを背負う間木 歩投手(3年)が1失点(自責0)リリーフ。強力な愛工大名電打線を封じてチームの逆転を呼び込んだ。今朝丸は「調子自体は良くて、ギアを上げる場面でストレートで押したり、変化球で交わすことができた」と振り返った。バックも再三の好守備で盛り立て、攻撃につなげた。
報徳学園は3大会連続のセンバツ初戦突破。昨年準Vのリベンジを誓う今大会初戦で最高のスタートを切った。
愛工大名電の先発、伊東 尚輝投手(3年)は、129球11安打3失点(自責1)の粘投も報われなかった。「去年からホップ成分が高いストレートを求めていて、それは投げることができた」と収穫を夏へつなげる。エース大泉 塁翔投手(3年)の登板がなかったことに、倉野監督は「コンディションが良くなく、練習試合の内容も良くなかった」と説明した。
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